「雪 夏」を含む小説

「好きだったアニメの歌でさ、いつもの鐘の音も窓際に積んだほこりも教室の匂いだって、絶対に忘れてやらないって歌詞があって、ほんとその通りだって今は思う。どんなにここに閉じ込められて…

死期が近い者にのみ認識される存在、死神。そんな死神がふるうものは、鎌ではなくひとつのカメラだった。 これは、そんな死神とひとりの少女の淡く切ない物語。

高卒で派遣とバイトの経験しかない24歳の私。 真っ赤な傘と長靴で出勤をしたのは大きな会社。 そこには1年前に約束をした男の人がいたけれど・・・。 エブリスタさんにて恋愛トレン…

未だ言にあらず――それは、未だ言葉としてなかった物事に宛がわれた言葉の未《いま》だ。 それを『未言』という概念で産み出していったのが、未言屋店主です。 その未言屋店主の思い描い…

山に囲まれた田舎町に住む主人公の柳澤陽介は、寝坊して1時間に1本しかない電車を逃してしまう。 夏休みの補習に遅刻確定となった陽介は、無人の駅で一人立ちすくむ。いっそ補習なんてい…

この作品は、運命の糸で結ばれた若い男女の恋物語です。主人公は、東京からやってきたカメラマン志望の悠斗と、舞妓としての道を歩むあかねです。彼らは冬の京都、雪が舞う先斗町で出会い、感…

「まさか、この私に靡かない女がこの世にいたとはな――フッ、面白い女だ」 ルックバック王国の王太子であるメレニス・パワー・ルックバックは、いわゆる何ひとつ欠けたところのない、限り…

風土記系ワンライ企画 #ふどらい 2日目（2023/11/18）の参加作（遅刻）です。 お題は「夏の思い出」を使いました。

本編は『朝1番に福と富と寿を起こして』 ﾍﾞﾘｰｽﾞｶﾌｪさんにて恋愛ランキング最高21位 エブリスタさんにてスター特典というシステムで読むことが出来る『卒業式の朝、その後に』…

試験の本番に弱い見習い魔法使いのタッド。追試を六回受けても合格点がもらえない。 しばらく間をおこうと言われ、祖父母の家で気分転換をはかることにする。 祖父母のいるジャンティの町へ…

しんしんと降る雪の晩。 美冬の元に突然、疎遠になっていた幼馴染、秋人が訪れた。 「とりあえず、玄関開けてくんね？」 運命の人がいるならば、それが君ならどんなに良かったろう。君…

不動白雪（ふどうシラユキ）はどこにでもいる女子小学生。 ところが怪しげなビジネススーツの男性が名刺と一緒に差し出してきた『お願い』で人生が日曜朝のテレビ番組のようなキラキラに！？…

とある夏の日、暑さに弱い僕は友人に「冬を見に行こう」と言った・・・

10月1日、25歳の誕生日の夜、一緒に食事に出掛けたのは絵になるくらい見た目の良い“先生”。 口から出てくる言葉は悪く、口に入れられる食べ物は極端に少ない。 34歳になった老人の…

研修医として帝都東京で働く桜庭しづるは、夏休みに里帰りに三咲町へ帰っていた。 その夜、流星群を見る約束をして、従兄弟の悠里と待ち合わせたのだ。 廃教会のある丘で星を見ていた二人の…

雪下うさぎさん主催の企画に乗っかってみました。 お題は『夏』。 夏の儚い恋を、淡雪のような恋に例えて表現した即席の詩です。

春は、桜の木の下で。 夏は、海の波に運ばれて。 秋は、月の光に照らされて。 冬は、音も色も覆い隠した雪の中で。 四季おりおりの風景を基に、四つの短編を書いてみました。 ※投げ…

リアルタイムに自分の中に生まれてくる気儘な思いを垂れ流します。 自分自身に深く響き、皆様にも楽しんでいただけそうだ、と思われる句が生まれた時に更新していく予定です。 コンテスト期…

女子バスケ部のエース千夏は、女子人気の高い姉御肌な女の子。 そんな千夏は、誰にも言えない秘密の趣味を持っていた。 女子バスケ部のマネージャーの真雪は、無表情で何を考えているか今…

天変地異が起きた。夏に雪が降り、空にはオーロラが輝き、日毎に大雨と雷が大地を襲う。世界はまもなく終わるらしい─緩やかで穏やかな、世界の終末の話。 最近見た夢を元にした短編です。ジ…