「純文学 童話」を含む小説

パンダが出てくる短編です

それぞれの人が持っているモノはいつ、どうやってできたのかが出発点です。

黒猫の大好きな黒い黒い海 そこに余計なものが混ざってしまいました

　カイロの弟はリクロという。カイロが海路だから、弟はリクロになった。 　いまおかあさんのお腹にいる赤ちゃんはクウロになるらしい。 　リクロの名前を決めたときに、これはクウロも要…

色を感知できない歌うたい。 彼女が歌った歌は世界中を包み込み、そして彼女はーーー 小説家になろう！純文学部門1位(1週間)の作品を筆頭に、頑張って書いた掌編集です。 よろしけれ…

そこは、寂れてしまった商店街の一つだ。 だけど商店街自体が、ひとつの意思を持っている。物ではなく場所自体が付喪神となったのは珍しい。 その場所を通った人々の記憶や思いが長い時間を…

雪に閉ざされた町で、貧しい男の子と花売りの女の子が出会う。 二人の希望は、春がくれば、生活が今よりは楽になるということ。 「ねえ、春を探しにいこう」 少女の言葉で、二人で夜中…

Senseless……「意味のない」「非常識な」「馬鹿げた」「無分別な」「良識のない」

かわせみは、大切なめじろの命のために、延命の花を採りに行く。その道中でさまざまな動物たちと出会い、命のあり方について考える。最終的にかわせみが辿り着いた結論は。宮沢賢治『よだかの…

『日陰縁童〈べらんだわらし〉』の作中作が色々と増えてきましたので、まとめてみました。 　衣澄さんからのプレゼントや、律君と真穂君のお話など、作品の中で出てきた物語たちです。単体で…

あっという間に読める短い詩です

ある日大船に住む一人の青年が亀を助ける。 その亀はお礼をしたいというので片想いの手伝いをしてもらうことに……？

とても短いお話です

大きな壁に囲まれた国に、ある男の手によってもたらされた「壁の向こう」。それが引き起こす一夜の奇蹟。 ※noteにても公開中です。

齢１２の王子は、影で「目無しの王子」と呼ばれていた。 それは王子の傍若無人で冷徹無比なさまを揶揄したことによる陰口である。 母はおらず、父のみを肉親に持つ愚かな少年であった。

夜寒が身に沁みる、とても短いお話です

　始まりのラグナロク、終わりのレクイエム――。 　大神殿の令嬢ダリアは、そのときを待っていた。伝説がまもなく始まる。激動の時代、真実の歴史、宇宙の創世と、大地の約定。エピメテウス…

心が寒くなる、とても短い詩です