「武士 江戸時代」を含む小説

KAC202110参加作品。 テーマは『ゴール』 江戸時代の書物、『葉隠』の一部から、人生とは、といったことを私なりにつらつらと思ったことを書き連ねてみました。 少しでも、読ん…

　時は寛永。 　それは天下分け目の決戦と言われた関ヶ原の合戦も昔の記憶となりつつあった頃の事である。 　天下を目指し殺し合う戦国は終わりを告げ、時の大将軍徳川家康によって全国は統…

月明かりが雲間に隠れた丑三つ時、男はある廃寺を目指し歩んでいた。そこに潜む男の、友を殺した男のこの手でその首を討たんが為に。 しかして、震える胸の内。 それは恐ろしいからか、武者…

突如として不穏な闇に覆われた地獄の世界と三途の川。 夜の闇に溶けるように、地獄の閻魔王庁で使役される死神達が次々に行方不明となる。 姿を消した死神達はどこへ行ったのか？ 死神を…

先祖伝来の妙薬、それを使って小次郎は姿消すことが出来た。でも思わぬ落とし穴が……。

「アルファポリス」と「小説家になろう」にも投稿しています。 江戸時代の裏長屋浪人が、女神に騙されて異世界転移させられる

　江戸時代後期、武士である丸山　正はある日突然、職を失い浪人となった。理由は藩の財政難による人員削減。元よりそこまで財のある藩ではなかったが、新当主の女遊びが多額の借金を作り、財…

銭で人を殺す始末屋稼業を営む次郎八は、心に負った傷から目を逸らす為、阿芙蓉（アヘン）と酒に溺れる日々を送っていた。 そんなある日、次郎八は武士の一団に襲われる親子連れを助ける。父…

過去をふりかえらない四人組のドタバタ日ノ本珍道中。 見習い忍者種子島、大食い剣豪武蔵、なまり全開くノ一日向、美少年陰陽師出雲。 妖異化生の気配あらば、彼等がどこからともなくやって…

※近況ノートを利用した表紙画↓ https://kakuyomu.jp/users/HiranakaNagon/news/16817330666708081771 　世間一般で…

時代劇には珍しく百姓や町人を主役にした時代劇。 明治生まれの父母が教えてくれた江戸時代は武士が主役なのは歌舞伎、芝居、講談、浪曲の世界だけで武士たちは百姓、町人には頭が上がらなか…

やはり「桜」と聞いて頭に浮かぶのは美しい和な景色ばかりのせいか、 今回はいつになく、ちょっと純文学的な時代劇です。 太宰治の『走れメロス』を少々パロディにしていたりもします。　

江戸時代、線上に立つ武士が己の人生の内で得難きもの。不器用な性格と荒れる世に翻弄されつつも、手を伸ばした紅色の影。 求めたものはなんであったのか……。

江戸時代。それは令和日本に通じるような天下泰平の世だった。しかし同じく悪事も絶えない。 裁けぬ悪を討つ。いつの時代にもスーパーヒーローは存在する。 犬影はどのようにして犬士となっ…

抜かずに斬る。 師匠から受けた教えを守り続ける清兵衛は、道場を出、ある村に移り住んでいた。 刀よりも鍬を振るい、農業に精を出す清兵衛だが、村長から人斬りの話を訊く――。

江戸から90里ほど離れた70万石を誇る奥州藩。 見た目は異国風の謎の白銀童女と武士の家系に生まれながら、派閥争いに巻き込まれ、義賊になった若者はイケメン揃いの仲間とともに幼馴染の…

何処か掴みどころのない夫の姿を、妻の"里"は不思議には思いつつも詮索はしなかった。 そんな里の元に、兄が訪れ「離縁しろ」と告げる。 3500字程度の掌サイズで終わります。

※近況ノートを利用した表紙画↓ https://kakuyomu.jp/users/HiranakaNagon/news/16817330664720342069 ※とある出版…

脇山藩士の簀子六平太は、背振衆と呼ばれる忍びである。 自らの身分を隠し、脇山藩士として生きながら、代々藩内の不平分子を内偵する役目に就いていた。 主命の為に、わざと役目で失敗し、…

時は江戸時代。 世は妖かし退治を巡って、武士と花魁が対立していた。 武士になりたい麟太郎は、ある日、一人の花魁と出会った。 花魁を蔑む麟太郎と、武士嫌いの花魁緋里。 二人の出会…