「捨てられた」を含む小説

祐里さん自主企画 お題『冷蔵庫』 https://kakuyomu.jp/user_events/16818792435716596831

幼い頃、両親に捨てられ祖母に引き取られ育てられた俺は、灰色の町で灰色の幼少時代を過ごし、灰色の青春を終わらせ、灰色の大人になった。 古く軋む今にも崩れそうな古民家には、灰色の猫…

クリスマス・イヴ当日、風邪をひいて「ボッチ会」に参加できなかった主人公:小野淳也（おの あつや）と、彼を心配して様子を見に来た友人:松戸春生（まつど はるき）のお話。 序盤は小野…

「魔王を討った俺だけが、なぜか蘇らなかった」 ――それが、この物語のすべての始まりだった。 　五人の英雄が、命を賭して魔王を討った。 　世界を救った代償に、彼らは皆死んだ………

弱小王国の末っ子王子ネオンは、１２歳の誕生日、王族が授かるスキルを授からなかった。 そのまま罰として、世界を代表する三つの超大国に囲まれた「捨てられ飛び地」の領主を命じられ、追放…

服にまつわる思い出、ありませんか？ 或いは、すごく気に入っているから、 サイズアウトしてもなかなか捨てられなかったり。 ５分で読めるショートショート。 隙間時間にどうぞ。

豊三は山仕事の帰り、道端に捨てられた女の赤ん坊を拾った。赤ん坊は体格の良い子供に育ち、力も強くなった。変わったところがあり、草鞋を履かず、裸足で歩いた。足の裏は石のように堅くなり…

俺は２５歳にもなって、まだ大学三年生をやっている。ゴミ出しも何度やったことだろう。 とある木曜日の夜中、俺はプラスチックとペットボトル・カンを捨てに、アパートの目の前にあるゴミ捨…

「星のCord.D」の続編！ 王族であったエクス・ケレスは、親友であったアロン・ゼウスを生贄に、常族であり魔族となってしまった。父には捨てられ、大切な人たちだけでなく帰るところを…

中学三年生の「私」は、家庭に問題を抱えながらも、父にだけは愛されていると信じていた。 しかしある日、父の失踪を知らされ、愛されていたはずの自分が捨てられたことを知る。

「勇者の代わりなど、いくらでもいる」 　ある日、王国から捨てられた元勇者オルド。信じていた国から裏切られ、死に場所を求めて魔物がはびこる魔族領に足を運んだ彼を拾ったのは――。 …

無能と蔑まれ、ダンジョンで仲間に捨てられた少年・リク。 絶望の果てに辿り着いたのは、二千年の封印を施された最強の女魔王――ゼルヴィアだった。 「このまま死ぬか、私と契約するか、選…

聖女候補として、聖女になることだけを夢見てきたディアナ。 国のために尽くす部隊を救うことが、聖女候補のディアナに与えられた使命。 それなのに、ディアナは使命を全うするほどの丈夫な…

彼女の名前は葵。明るくて素直で、嘘をつかない女の子——だった。 保育園から一緒で、ようやく高校生になって、やっとの思いで告白して、付き合うことになった。俺の青春のすべてだった。 …

乙女ゲーム「FIRSTLove」の世界に転移したものの、主要キャラではなくモブとして生きていた主人公。とある日、雨ざらしになっている女の子を見つけて拾ったのだが。どこからどう見て…

10年前のクリスマス。僕には家がなかった。お金も、一緒に過ごす恋人も。 かわりに1人の少女がいた。ダンボールの中で、気持ちよさそうに寝ていた少女が。

僕、ラルフ＝オリハルコン。武器屋を営むドワーフ少年の僕。 両親は弟ばかり溺愛し、僕は武器が良い出来ではないという理由で、奴隷のような生活を両親から強いられてしまう。 そんな中で…

ある日突然、クラスごと異世界に召喚された高校生・水瀬悠《みなせゆう》。 だが彼の《鑑定結果》は「無能」。スキル欄には”成長限界（レベル1固定）“の文字。 ──「お前、足手まとい…

「悪ぃ、やっぱ別れない？」 　その一言で、私は捨てられた。 　五月のゴールデンウィーク、私は人生初の彼氏から一方的な別れを告げられた。 　途方に暮れて逃げ込んだ公園で出会ったのは…

――裏切り。死の宣告。そして、“選ばれし者”としての覚醒。 かつて名門A級パーティ《光剣の誓約》の一員だった少年・ルクス。 だが非戦闘職《記録士》である彼は、無能と蔑まれ、 ダ…