「見えず」を含む小説

相原麻衣子は冷たく見えて情に厚い。彼女が、いつも衝突ばかりしている同期の晃を想っているのは秘密だった。素直になれない二人の、すれ違いラブストーリー。

見えない狂気。 それは、到底太刀打ちできない存在なのだ。 狂気に支配された世界で前に進もうとする若者達の物語。 投稿頻度は不定期です。たまに確認してみてください。

ある雨の日の帰り道。物静かな少女は傘を差しだす。

　飯島蓮人は自分が転生者だと思い出す。 「彼に惚れた少女たちは彼に全てを捧げる」 　この小説に彼の転生前の高校生活が詳細に描かれていたのだ。 　彼は高校で自分が転生前にいた…

出来損ないで何も持たない私を、優しくて黒い犬がずっと守ってくれた。片眼は青くて、片眼は傷付いた、優しい……犬？ 第一回こむら川小説大賞参加作品。 参加期間終了後の2020…

『黒の日輪』から数か月後。恩人の死の真相を追うため未真名市に足を踏み入れた相良龍一は〈犯罪のインストラクター〉望月崇の元、高塔百合子から与えられる犯罪請負業務に黙々と勤しんでいた…

「ねえ、先輩」 「ダメだ」 「まだ何も言ってないじゃないですか」 「お前みたいな妹がいて堪るか！」 妹みたいな女の子を理想とする先輩・月見里星太と、とても高校一年生には見えない…

魔剣、それぞれ異なる、尋常の剣ではありえない特異性を持った武器。 とある山奥の小屋に、その魔剣を研ぐことのできる青年がいた。名をモルガというその青年は、ある日記憶喪失の少女を拾う…

枯れた絵描きの高崎は友人から曰く付きのアトリエを譲り受ける。 高崎はそのアトリエで絵を描き始めるが、そこには目に見えないもう一人の同居人がいて……？

　崎守功（さきもりこう）と長澤なじみ（ながさわなじみ）は幼なじみであったが、家の都合で交際に反対されたことがきっかけで逆に告白し、将来を誓い合う仲となる。 　しかし実はお互いに、…

痛くて、脆くて、蒼く生々しい感情が大事な人たちを傷つけることになっても、いつかこの気持ちに名前をつけよう。 女子高生たちの尊い時間を切り取った、百合小説です。 主人公：譲羽…

生まれつき耳が聞こえない為に『音』の存在を知らず『歌』の楽しさが理解出来ない少女……。 そして生まれつき目が見えない為に『色』の存在を知らず『虹』の美しさが分からない青年……。 …

蝉の声がふる。ぴかぴかに眩しい、真夏の真昼。 万引き犯の少年が三人。たむろしている。 ろくでもない。 少年たちを捕まえにくる大人が、あなたであり、俺だ。 その子どもたちは、深夜…

亡くなった人の魂を導く仕事を受け持つ死神の「四番」。彼はある日、死神の習わしとして死にゆく人の側に控えるため、ある少女の元へと向かう。人には見えないはずの死神の人として姿がその少…

　この世を構成する全てに、魔力が宿っている。　空を飛ぶクジラも、尾を噛んだ蛇も、羽の生えたウサギも、火を吐くトカゲも、ソレらは全て人々の側に生きているのだ。 　そんな話も「お伽話…

人の魂は命を落とした時に何処に行くのだろうか、時間の経過と共に、誰からも忘れ去られ、風化していく心と魂の行く末は

あなたの大事な人、大切な人は今どこにいますか？ あなたのそばにいますか？　どこか遠いところにいますか？ 笑っていますか？　泣いていますか？　怒っていますか？　それとも……。 終…

　才能ある若者が勇者に選ばれるように、魔王が勇者に勝てないように、物語には抗えない『設定』が存在する。 　そして、とある剣と魔法の世界に現れた勇者は、間違いなく物語の主人公だった…

全ては、六年前に始まった。 祖父が死んでから、「霊」が見えるようになった少年、有原　竜也。彼の目には「霊」が見えていた。 あるとき、「自分が祖父を憑き殺した」と宣言する悪霊が現…