「紙だけに！」を含む小説

それでも僕は今、こうして一人きりの人生を歩んでいる

父親の姿に憧れて朝刊を読む癖をつける息子。 就活中、やっぱり紙媒体の情報は重要。 大事な情報元に異変、遊びが過ぎるだろ！ 紙媒体の反逆、メディア革命！？ 子供騙しに引っかかってた…

身体は寝取られで出来ている。 そう言い切れるくらい、俺杉原学は寝取られが好きだった。 好きすぎて他人の創作では満足できず、自分で寝取られものを描いてしまうくらい、寝取られという概…

韓国人のウテが、大人でも子供でもなかった頃に横須賀駅で出会った日本人の喜生（きお）/ネコ。彼女は、軍港の海風に細い髪をゆらし、手のひらの中にうずくまる子猫のようだった。彼は「そば…

これは僕のものだ、君にはあげない

ペラペラとした紙が顔を隠すように覆いかぶさっていた。ふっと息を吹けば軽く舞い上がるが、すぐに元の位置へと戻る。顔にぺったりと張り付くため邪魔くさい。手で無理やり剥がそうとしたとき…

引きこもり少女の目の前に突然現れた黒猫、 その出会いをきっかけに彼女の止まっていた日常が動き出す。 少女の心情が細かく記され 少女の動き出した日常が凝縮して書かれた小説。

今まで彼女なんかいなかった俺はバレンタインの日、机の中にチョコと手紙が入っていた。そこには“私が彼女でいてあげる券”という意味が分からない紙が・・・！？

【STORY : A】 地方新聞記者の火伏（ひぶせ）は、冷え切った妻をどうすることもできずに、半ば逃避行という形で取材旅行に赴いていた。表面上は、「地方紙の安い記事を書くのに辟易…

2000年、同級生の私と美代と瑠夏は中学を卒業した。三人の運命は、紙が縦に割かれるがごとく、簡単に千切れてしまった。私の青春の回想録。

第21回「2000文字以内でお題に挑戦！」企画参加作品：テーマ「ささやかな余白」 カラフルな文字で書かれた寄せ書き 紙の持つ白が一番眩しくて

今より少し未来の話。 ある科学者が作り上げた二次元の絵を三次元に具現化する装置により、世界中に二次元のキャラクター達が具現化した。 そして、「二次元種」と呼ばれた彼らは人類を襲い…

折る、折る。 歩く、歩く。 この部屋に彼と私と。

聖女。それは聖なる存在。存在そのもので邪悪なるものを払うことが出来、疫病をも治療することが出来る。 そんな夢物語が書かれた紙を現在の『聖女様』であるアリスは破った。 だが信仰だけ…

舞台は古代中国。 まだ紙もなくて書物は竹や板でできているような時代。 甘やかされて育ったお坊ちゃん梁山伯は親元を離れて、柳先生の開いた寄宿学校に入った。 ホームシック…

+｡:.ﾟஐ　主人公がタイムスリップした先で人助けをしながら、情報・人材・アイテムを手に入れ自身の夢を叶える、冒険ロマンファンタジー長編物語です。･:*ೄ⋆* 　 今は昔、神と…

　２０２２年７月８日の安倍元総理銃撃事件の新聞報道では、一部に「銃のようなもの」というフレーズがありました。使われていたのは当日の大手紙の夕刊だけだったようで、特に話題にもなりま…

たかがＢ級グルメ、されどＢ級グルメ・・・ 全国紙には〇〇焼きと紹介されていても、地元民から言わせれば『お好み焼き』です！ 突羽根　陽光（つくばね・ひかる） 　ＪＲ舞姫駅前地区…

違う違う、『神様』じゃなくて『紙様』だよ。 初出：創作サークル「空想工房」会誌『カケラ MONO』（お題：コンパス）、2020年5月6日発行