「『生』と『死』」を含む小説

【アヌビス】 エジプト神話における、死者の守り神であり、魂の導き手。 死者の魂を正義の秤に乗せて善悪を量る、冥界に棲む神である。 ---------- この世界のエジプトは上…

四年に一度催されるこの国最大のお祭り《鎮魂祭》。 俺はどういうわけか面倒くさい仕事を押しつけられ、 たくさんの民衆の前に立っている。 さて、この場をどう切り抜けたものだろう―― …

最悪の物質に汚染され 誰もが理解する絶望の中 人はそれでも生きるしかない 例え助けが来なくとも 滅亡から逃れられないとしても 最後まで足掻く人間の記録 原案「夕日と共に靡く風」…

時は2050年のロンドン。今年晴れて魔術師となった畔木黎（くろきれい）は、初めての任務ので重症を負い、生と死の間際を彷徨っていた。とうとう自分が死ぬのだと感じた瞬間、和服を着た謎…

生と死の狭間を往く者は生を酷薄し死を渇望する。 まして闇に魅入られた罪こそ生死の境で罰と踊る。 △▼登場人物紹介△▼ ・リク コードネーム：ダークロア 愛用武器：大型拳銃『レッ…

「ああ、愛しいエリー。こんな形でキミと再会するなんて」 　処刑人の一族に生まれたキャロルは、処刑や拷問を生業として罪人と向き合う毎日を送っていた。そんな中、彼の元に送られてきたひ…

一人間としての｢個性｣｢価値｣などの言葉が、なんだか独り歩きしているような現代。 僕は俺であり、私は自分である。 抜け殻のような毎日。その中で成長していくのも退化するのも"自分"…

異世界にも暦はあるし、年越しも新年も当然ある。 ミトラと呼ばれる不思議な生き物が跋扈する世界。そこへ迷い込んだ男子高校生 零夜は、旅人のキヤ、遊牧民族の少女ティエラと共に異世界…

キミと僕の共に生きた日々。キミは僕と生きて少しは幸せだったろうか。

　世界と人間のデストルドー、死の欲動が呼応して生じ、魂が肉体的に振舞う異空間アノミア。そこに囚われた高校生、朝日奈朔耶は死の欲動から生じる化物、タナトスに襲われて命の危機に陥る。…

空が真赤に染まる夕暮れ時、私は生と死の狭間に立つ少女と出会った。 死にたがりな少女と無気力な高校教師との出会いと別れ。 そんなひと夏の物語。 彼女は残りの命、その全てに炎を灯…

幽霊と看護師のお話です。 胡麻鶴 紬様の自主企画に参加させて頂きました。

　まったりと流れていきます。 　生と死に出逢い、見詰め、考えながら…… 地図やマップを広げながらだとより楽しめます。

生命が誕生してから何度も繰り返されてきた「大絶滅」。この大絶滅には、その時代の生と死を司る「ときを継ぐ者」が関わっていた。1000年ごとに繰り返される魔獣との戦いに打ち勝った「と…

香鳴祐人さまの自主企画「同題異話SR -Nov.- 『記憶を踏みつけて愛に近づく』」に参加させていただきました。 誕生月に自分の生き方を見つめながら、愛について書きました。 今月…

　三月生まれの弥生と、四月生まれの卯月（わたし）。隣同士の名前はとても近くて、決して交わることがない。 　彼女が死んだ。高所恐怖症の私には到底できない、高い高い場所から身を投げ…

2019年。第三次世界大戦が終結した後の日本は、しばらくは世界大戦が起こる前の状態でいた。しかし、突然ある怪物達が日本に侵攻し、三大都市圏（首都圏、中京圏、近畿圏）以外は生贄を捧…

　眠るという行為、そこに閉じ込められる自分という存在。それがどういうものなのか、決めてくれるものはない。 　ならば、眠る人とは、私とは、一体何なのだろう。

高校二年の薫は、帰り道好きな女の子である美咲に声を掛ける。某日の帰り道、ある出来事に薫、美咲は巻き込まれてしまう。 薫は少し違和感のある自室で目が覚める。