「分からないけど」を含む小説

ふらりと立ち寄った町で見つけた行列。雑誌で見かけた英国菓子の店だろうか。 胸躍らせて並んではみたが、なにやら様子が…。 monogataryに掲載したものです。

高名な書家に弟子入りしたひとりの若者。彼は書の良し悪しをみる天才的な眼力を持っていた。しかしある日、彼は師が書の最中にあらわした不満の意味が、どうしても分からなかった。

夏の一コマ。 二十代前半の女性視点で描いた恋愛ショートショートです。 桐華江漢さんの自主企画「DEEN好き集まれぇぇぇ！」参加作品。 DEENネタを散りばめてみました。 若い人…

記憶喪失という右も左も分からない状況で異世界ルーフェニアに放り込まれた青年、アスカ。 そんな彼を拾ったのは天真爛漫で前向きなポンコツ錬金術師コレット・ルークウッドと、人語を解する…

とある日に、突如として”ラッキースケベ”という新しい病の患者が出現した。 そして政府は次々増える新病患者を『加倉井』と呼ばれる街に幽閉することに決める。 表向きは―――短期間…

オカルト研究会の二人は、今日もどうでもいいことについて頭を使います。オカルト研究会と銘打っているくせに、オカルト以外のことも普通に論じちゃう。というか、よく分からない視点から、謎…

――ある日、世界が一変する。 いつまでも続くはずだった平穏で、掛け替えのない平凡な日々。 突然与えられた『能力』の代償として、消えゆく平凡な日々。 どういう理由で自分たちに『…

生まれつき身体が不自由で病弱だったごくごく普通の女の子。 二十歳の若さで死んでしまう。 生まれ変わりがあるのなら、丈夫で頑丈でパワフルな身体になりたいなー。 そう思ったには思った…

魂の重さはとある医師によると二十一グラムだそうな。まあその医師の記録も色々と怪しかったり微妙なところがあるので実際のところは分からないんですけどねというお話。

孤立を恐れる主人公八街。そんな彼はある日街で噂の幽霊と出会う。その出会いがはたして…よいことだったのか悪いことだったのか。それは誰にも分からない。 幽霊の正体も考えてみてくださ…

「............は？」 朱槻 白夜は幼馴染みの神城 華音と2人の思い出の場所であり昔、秘密基地のあった公園へ向かう。そしてそこで突如理不尽な現実を目の当たりにしたの…

私は、笑うことがなかなかできなかった。 なんで分からないの。なんで出来ないのそんなことを沢山言われた。 だけど、私のことを分かってくれる人がいた。1人じゃないみんながいてくれる。…

スターチスの花言葉は「変わらぬ心」「途絶えぬ記憶」。 西洋での花言葉は「remembrance（記憶）」。 前世の記憶がある少女、海堂優依は前世での恋人に現世で出会うが、その人…

どこから乗ったか忘れ どこで降りるのか分からず ただ、移りゆくものだけを目に写す

武道一族に生まれ、家族に甘やかされたエレーンは公爵令嬢らしからぬ剣技を身に付け、晴れて１７歳で剣術大会に出場した。 大会を見学しにお忍びで来ていた国の第二王子、１４歳のアレクシ…

昔書いたやつです。「最初と最後の一文が同じ短編」企画に参加させていただきます。

　魔法少女に選ばれた4人の少女たち。しかし、運命は彼女たちを引き裂いていく。魔女の誕生と魔法少女たちの決意の物語。 「って書き出しじゃだれも読んでくれないのよね」 「やっ…

不幸な生い立ちの高校生が偶然出会った、同じ境遇の、見かけが少年みたいな可愛い顔した社会人に拾われて同居。甘やかされて成長見守られて盛るけど相手にその気が全く無い。濡れ髪に眼鏡とか…