「見えず」を含む小説

しんしんと降る雪の晩。 美冬の元に突然、疎遠になっていた幼馴染、秋人が訪れた。 秋人は地元を離れることを告げると、立ち去った。 翌朝、美冬は離れた所で秋人の旅立ちを見送る。 やが…

ゆあん様の企画参加作品です。初参加なのでなれないところが多いですがよろしくお願いします。 しんしんと降る雪の晩。 美冬の元に突然、疎遠になっていた幼馴染、秋人が訪れた。 …

2019年は、未来の転換点だ。ウイルスの急速な拡散は、世界の現状を一変させた。 2020年は人類が明るい未来を迎える年になると思っていた。しかし現実は灰色で暗く、世界には未来が…

京都に暮らす女子高生の柚原実子（ゆはら　みこ）は、ある目的を遂行する為にたった一人で「武蔵野」へとやって来た。 満月がよく見える、開けた場所――目的の遂行に欠かせない条件であっ…

　ある猟奇的な刑事事件に関わった弁護士の鷲北雲南。 仕事の依頼が来た同時刻、エクソシストの小鳥遊紫から電話が掛かってくる。 彼女曰く、今回の事件は少々厄介な物らしい。 突然巻き込…

「ちょっといいですか。上を見てみてください」 夏休みに子供を連れて地元の科学館を出たところで、目の前の青年に声を掛けられた。

世界で猛威をふるう、新型のウィルスが発見された。日本も例外ではなく、人々は『ステイホーム』を合言葉に、感染予防の目的から不要不急の外出を自粛する日々を送ることとなった。 友だちと…

北条綱成が城主を務める武蔵国・川越城は風雲急を告げていた 老将・難波田弾正が策動した大軍が迫る中、綱成は北条に対する忠誠心と意地から徹底抗戦する事を決める 実態が見えない稀代の…

人や物に待ち受ける未来がわかるバタフライライン。 光の線で連動した先を動かすと運命の歯車が動くらしい。 これ、やりようによっては最高の生活が得られるかも！？ ↓前回の投稿↓…

この作品は「Ｌｕｃｉｆｅｒ（ルシファー）」シリーズの一編、 「連携」の口語体バージョンです。 現実世界でも文明を支える十二の技術及び政策と、 作品世界でそれらを担う理事種族達の紹…

主人公の吉祥はひょんなことから、特殊能力を有事に扱う組織の一員となる。 同好会のメンバーと親好を深めながらも、その力を強めていく吉祥。 しかしながらその言動にはどこかおかしげな…

海外出張からの帰りに事故に遭い、気づいた時にはどことも知れない南の島で幽閉されていた南洋志は、年上の少年たち相手にも決してひるまない、誇り高き少女剣士と出会う。現代文明の及ばない…

　この世には『神話』と呼ばれる奇妙な伝承が数多く存在する。生命誕生は神の仕業。森羅万象が神の仕業だと。 　その中でも、我々人類が太古より信仰してきた〈精霊〉と〈悪霊〉。〈精霊〉は…

　毎日のように飲んでいる味噌汁。この一杯から、どれほどの科学的な観察結果を導き出すことができるでしょうか。 　1861年に、ファラデーという科学者の子供向けの講演が、「ろうそくの…

「レーイチ、君さ。……見えているよね？」 三十歳を目前にして突然仕事を辞めることになった礼一は、人生を見つめ直すべくオーストラリアのブリズベンを訪れた。 ただ静かに暮らしたいと…

　たまに前世の記憶を夢に見る。 　剣と魔法の世界で、オレはギルドで一番の戦士。剣術も戦闘力もトップクラスで、王宮付きの騎士にさえ一目を置かれる存在だ。 　そこで身分違いの恋…

「やぁ、こんばんは」 どこからか、声がした。しかし、その声の主は見えない。 静かに木霊する夜更けの会話。姿も名も知らぬ不思議な声はいったい？———。

山奥の集落「巳ノ淵」で人々が守り継いできたものは、 山と川、野の草、そしてそこに暮らす「神さま」だった。 自然と人、その間に立つものの、永くゆるやかな交流の物語。