「聞こえない」を含む小説

小さな町の小さな神社に小さなお社がありました。参拝客に気付かれることなく、誰に手を合わせられることもなく、小さなお社は境内の片隅にひっそりとありました。はらりはらり。落ち葉の音か…

異世界に飛ばされた裕也と鈴、二人は何にもなくて最後まで戦って。 最期の日の夜に裕也が鈴に告白、鈴はごめんなさいした。 失意の中で苦戦する裕也、鈴の叫びが戦場に聞こえて裕也は再び…

少年が願いを叶えるために、謎の研究所でひたすら戦うハック＆スラッシュ物語です。 弱い所から、だんだんと強さを手に入れていく少年の淡々とした日常をぜひご堪能下さい。 そこまで長く…

『願い叶え伝説』僕らの暮らす街、潤美乃の人々の夢に現れては願いを叶えるという不思議な伝説。 ゴールデンウイーク最終日、訪れた神社で僕は高校の先輩天野紗季に出会う。 先輩の願ったこ…

彼女は手さげバック一つで　今頃　雲ん中 笑い声が聞こえそうだね

学校生活、人間関係、容姿、優秀な姉と比較される家庭ー様々な考えが交叉し否定的でどこか劣等感を抱きながら日々を過ごす千夜。 千夜は耳が聞こえないが、常に前向きな姿勢で自分を持って過…

　死の間際にあったある男。子供や孫にも守られながらあとは安らかに逝くだけ……と思いきや、男の頭の中にはいきなり声が聞こえてきたのだった。

「では、スタートです」 そんな言葉と共に生まれた祥太は出会いと別れを経験しながら人生を送り、そして終わりを迎える。 その時に「ゴールです」という言葉が聞こえないといいなと思いな…

プロの小説家をめざす「私」 書きたい事も書けない事に気が重くなる毎日 そんな時、遠くから聞こえた音が気になり外に出てみる

臭い霊柩車がドアの前で止まり、天井からビー玉がぶつかる音が聞こえ、廊下を誰かが行ったり来たりしており、隣の部屋で何かが切られているようだった。寝室のドアの鍵がわずかに震え、バスル…

どこかにある高次元の存在が集う時空管理局。 引きこもりニート生活を送っていたオタク少女、月ヶ谷花枝は日々レトロゲームをしていた。 ある正月明けにネットで購入した福袋の中にあった知…

妻と娘を残して死んでしまった俺が目を覚ましたとき、どこからか赤ん坊の泣き声が聞こえた。 声のする方へ駆け寄ると、そこには籠が置いてあり、中には赤ちゃんと手紙が。 手紙には …

レクレー男爵家四男坊のルークは、授かったスキルが【ゴミ拾い】だった為に「お前は我が家にふさわしくない！」と実家を追放されてしまう。 途方にくれたところを兄アスターに拾われ、ルーク…

周りのように恋愛出来ずに悩む相良 凪。ある日聞こえてきた声に一瞬で恋に落ちる。恋愛体質の凪はどんどん深みにハマっていくのだが、相手は倫理観があるとは言えなくて…

　宮殿の後宮《ハレム》の一角に、皇帝《スルタン》になれない皇子たちを幽閉する《鳥籠《カフェス》》がある。出られるのは帝位に就く時か死んだ時だけの実質的な牢獄の中、心身を病んで斃れ…

夏休みを明日に控え、生徒会長・副会長の凪と葵は終業式の片付けに追われていた。 そんな折、体育館の裏で大きな鏡を発見する。 鏡から不気味な声が聞こえ、不審に思った二人はそそくさと…

　いつも読んで頂き、ありがとうございます。 　この度ツギクル様より、書籍化が決定致しました。これもいつも応援してくださる、皆様のおかげです。本当にありがとうございます。 　小学…

北欧神話×超能力×SFファンタジー！ 辺境の村に住むエリンは、13歳の少女。親を知らない孤児だ。 エリンには秘密がある。それは、超能力のような不思議な力が使えること。人の心の声…

扉の絵。 焦げ茶色に塗られた木の扉。 黒い筋の入った真鍮のドアノブ。 窓のない窮屈で陰湿な扉。 打ち付けられている木の板には文字が刻まれている。 『――〈あなた〉が主人公――…

　主人公は高校一年、桜庭拓人(さくらばたくと)。顔は中の上くらいで勉強に関しては、中学の時に県トップになったこともある程出来るが、私立の進学校の入学直前にある出来事がきっかけで、…