「終」を含む小説

関わった人間が死ぬ不幸体質の青年《相生 終御》は、自分の両親がせめて苦しまず死ねるようにと自らの手で殺害している所、同じ高校の女子生徒に目撃されてしまう。 女子生徒は罪を隠す代わ…

世界の始まり、そして終わりを幾度となく見届け続けた男が、気まぐれで世界に降り立った物語、異世界特融の魔法や魔物、近未来的な武器や技術、色々な者が集う世界。

　アバターであるムクロは空を見上げていた。プレイヤーである隼人が来なくなって早一年、ずっとこうして見上げていた。しかしそれも隼人の死と共に終わり、ムクロはＭＭＯＲＰＧ〈終の世界に…

冒険というものは、いかなる世界においても本当に突然訪れるものだと思う。 子供が寝物語にねだる戦記や伝記の主人公たちは突然に訪れる冒険を、皆それぞれ受け止め方は違っていても、やがて…

花の視点で、プロローグ（序詩）、モノローグ（独白）、ダイアローグ（対話）、エピローグ（終詩）という構成になっている掌編です。 それぞれ演劇などに使われる単語ということで、その意味…

植物男子 名前))酸漿 律【ほおずき りつ】 年齢))17歳 病気))名称不明『本人命名：植物病』 特徴))身体からツル科の植物が生えてくる病気。切っても切っても生えてくる。終い…

緋崎蓮介は、ごく普通の高校二年生。 親友やクラスメイトに囲まれ、笑顔の耐えない日々を過ごしていた。 だが、1人の少女との出会いが、その全てを狂わせる。 自分の見ていた世界は虚構…

　これは雪が降ってしまったある冬の日。 　"倫也君"から"倫理君"へと変わってしまった時の裏側を描いた、一人の恋するヒロインの物語。

これは、夢を駆け･命を賭した物語──。 長門雄大は夢を見る。それは、当たり前で自然の摂理。しかし、彼の見る夢は異なる物だった。 それは、いずれ来る破滅を救う……希望。 ある…

　二つの地球を巡る混迷の戦いは、超法規的独立部隊『リジャスト・グリッターズ』を組織させた。この物語は、皆のために戦う者たちの秘密の日常であるッ！ 　スパ◇女「」こと『すぱろじょ…

ここは北国の静かな町、ほうき星町。耳が痛くなるくらい静かな町だけど、どうせ心のほうがもっと痛いんだから知ったこっちゃねえ。 この町には変なひとびとが住み着いている。世界最強のニー…

東京・新宿。その一角にある宵捕町を拠点として、凶悪な犯罪者のみを殺すことを生業とする殺し屋たちがいた。彼らは『屋号会』と称する殺し屋集団で、其々が其々の殺しに美学を持ち、故に”殺…

環境の増悪により、選ばれた者だけが住む星となった地球。 そこでは新たな労働力として、人造存在が使役され、人間は窮屈ながら幸福に生きていた。 だがある日、宇宙のかなたより〝それ〟が…

太陽の裏側に見つかったもう一つの地球『セカンドアース』 だが、セカンドアースは姿形だけでなく、そこに住む人類まで地球と同様だった。 始まる争い。人類が体験した最初で最後の星間戦…

漆黒の宙空を航く多目的航宙巡航艦ヴァルバレイス号。だが、その艦内は、すでに緋血の悲臭に満たされた地獄と化していた。陸戦小隊長アイリィ・アーヴィッド・アーライル少尉は、偶然乗り合わ…

鬼怒川　終（キヌガワ　シュウ）は魔王を倒せとの命令を受け異世界へと飛ばされてしまった。 そこで得た仲間や技術、技を磨いて魔王に打ち勝つのだが――？ 何故か目が覚めたらお姫様にエ…

　灰色の壁が迫り来る世界。 　灰色の壁はどんどん「ぼくら」に近づいてきている。 　壁の外はどうなったのかわからない。 　世界はただ、灰色の壁の中に閉じ込められて――そして、ゆるや…

　キカイと呼ばれる液体金属と、人間の戦いが続く異世界ラジオナ。立浪比呂は強力な機神の適合者でありながら、自らの機神”カグヅチ”を操ることができなかった。キカイの母との戦いが迫る中…

　三月の半ば、福岡県北九州市にある民家で殺人事件が起こった。二人暮らしをしている母親が自宅で刃物により殺され、娘は行方不明となっていた。署の管轄にあり事件の担当についた冬月リリー…

勇者と魔王のやりとりがメインの短編集です。 概要に書いてある場合を除き、基本的には各話別世界の話で一話完結の読み切りです。 〈おはなしの概要〉 ・魔王様は終知心（しゅうちしん…