「ただわたしだけが」を含む小説

わたしは、病院で勤めています。 何科に努めているのでしょうか？

──鏡の向こうにはワタシのお友達がいるの。その子はもうひとりのワタシ。 なのに何故なのかしら？ とても悲しそうな顔をしているの── （全６話） 個人サイトにも掲載しており…

　公爵家令嬢であるフィオディーナは、自身の妹をいじめていた瞬間に前世の記憶を思い出す。状況が呑み込めず混乱する中、その光景を婚約者である王子に見られ、あっという間に婚約破棄を言い…

　リディは聖女として生まれ、勇者ドーハートを見出し、彼のために祈り続けてきた。人間の敵である魔王を倒せば勇者と結ばれると信じていたのに、突然追放を宣言される。その理由は、浮気相手…

　授業参観に行くこととなった父親。学校で活躍する娘の姿を楽しみに教室のドアを開け、娘の作文に聞き入る。 　しかし、娘が読みだした作文の1文目は「わたしはお父さんがきらいです」から…

わたしは、いらないのかな。————暗い。 わたしは、じゃま、なのかな。————とっても、暗い。 「わたし」って、なに？————とってもとっても、暗い。

康子の人生における、ある一日の、ほんの断片。その断片を描くのは、「わたし」ではありません。作中の表現のいくつかに、「わたし」は賛同しかねます。しかし「わたし」は、この作品の作者を…

猫の日記念。 タイトルこそ数年前に大ヒットしたアニメ映画を模してますが、内容はまったくの別物ですのであしからず。

チョコ俳句スロットで出た「さようなら　Googleに聞き　チョコ砂漠」から夢想した話。

　泳ぐことが大好きな小学生の女の子、糸川白魚はある日、水の中を泳ぐことができなくなった。

　はい、タイトルそのままの内容なんですけど……って！　なんですかこれ！　わたし、そんないつも腹ペコですか？　それに、ひとりぼっちって、なんだかさみしい人みたいじゃないですか！　一…

百合

「北の森に暮らす婆さまのところへ、荷物を届けておくれ」 １０歳の誕生日を迎えた娘は母親から荷物を預かり、仲良しの婆さまを訪ねました。 しかし、いつもは楽しいお話を聞かせてくれるの…

生きていれば誰だって 甘えたいときも 辛いときも 寂しいときも 下を向きたいときも なんにも考えたくないときも 誰かに寄りかかりたいときも 目を瞑って歩きたいときもある 失わな…

いやなことがあって丘の上にきた。みんなわたしのこと探しているかな。 UFOは来るかな？

はじめまして　楽屋姫です。 初アプリ、もーすでに迷子中。 誰か、わたしにスマホの使い方教えてくれないかなー。 いや、聞くはいっときの恥 聞かぬは一生の意地！頑張ります！

人は今日､何を経験して､何を思って生きたのだろう｡ あなたや､わたしや､会ったこともない誰か｡世界のどこか片隅で､こんな思いをした人が､こんなことを考えた人が､いたかもしれない｡…

「殺伐感情戦線」の「階段」参加作品です。 長い長い石段の上の神社にある秘密基地で一緒に遊ぶ約束をしている「わたし」とキコちゃん。階段を上っている間は、約束がひとつ。それは「下を…

ある春の日の夜、不意に訪れた衣笠山で、私は不思議な女性に出会った。 「わたしは〝桜の精〟なのだと言ったら、あなたは信じますか？」 彼女は私にそう問いかける。 長く尾を引く厳しい冬…