「ただわたしだけが」を含む小説

だからわたしはきっと、物語を書かずにはいられない。 （このお話はフィクションですよ、念のため）

　ウェブ小説を読むのが好きなわたしは、新しい小説と出会う。 「日帰りダンジョン――仲間と文章力で危機を乗り切れ！」というタイトルだが、内容は普通のダンジョン攻略ものだ。 　タイト…

　何の因果か異世界に転移してしまった人々がいた。 　特に理由もなく、召喚されたものでもなく、勇者でも魔王でもない。死んでいないので帰りたいの帰還方法のアテもない。彼らは自分たちの…

「ねえ、お父さん。なによ、これ！？」娘が取り出してきたのは全身タイツだった。そして、『わたし』は秘密にしていたある真実を娘に打ち明けることを決意する。

これを読んでスマホをバッキバキに折ってしまっても、わたしは責任をとりません。あしからず。

KAC2021参加作品。 スマートフォンにはいろいろな情報が詰まっていますよね。 とても便利ですけど、うっかりすると諸刃の剣になりうるものですよね。

きっとあなたはわたしを振り向かない。 それでも… －－－またまた妙なお話ができてしまいました。分かりづらかったらごめんなさい。

カイロプラティクという、良く解らないドイツ生まれの整体に通っていた頃に、わたしがうっかり口をすべらせたホラ話を思い出した話。

語り手は隣り合う者にイライラしている。それは語り手をほったらかしにして、スマホに夢中になっているからだ。 ……ところで、その語り手は何者なのか。

「この学校、ちょっと変なの」 転校した友人ユミから報告を受ける、わたし。 ユミ曰く、その学校では「スマホ」を「スマフォ」と呼称するらしい。 しかし、なぜ。 日常の見え方が少しだけ…

KAC2021　お題⑤：スマホ

勇者じゃないなら、お前はパーティーに不要だ。 勘違いにより勇者として育てられたファルスは、実は勇者ではなかった。 魔王を倒すことだけを考えて生きてきたファルスは、生きる目的を失い…

私は何をしにここに来たんだっけ？ そうそう、スマホよ……。

先週のことです。 認知症を患っていたお祖母さまが夜おそく家から抜け出され、そのまま帰ってこられませんでした。 わたしとお祖父さま、それから警察の方々による捜索も虚しく、お祖母…

いつものように書斎で愛する本と過ごす『わたし』のところに顔を出したのは姪の琴葉と猫のマオ。 どうやら琴葉は随分とお怒り。 何故だと困惑する『わたし』は、やがてマオがしでかした失態…

高校二年生の佐々木麻衣は私立大学に進学するために勉強に励んでいる。予備校帰りにケータイに鬼のような着信が。父からの電話にでると「お母さんが交通事故にあった」

すべり台の下が、わたしを世界から逃がしてくれる場所だった。 降りしきる雨は、世界を隔てるカーテンのようだ。 そんな場所で出会った一人の女性。 タバコの煙が充満する小さな空間…

お母さんの連れてきた男は、お父さんとは呼べない男だった。 助けを求めたお母さんにも裏切られ、私は図書室で呪いの本を見付ける。 呪いの本に書かれた方法で味方を得たわたしは、彼の声に…