「短編 ショート」を含む小説

「はい、その通りです。うちの事務所の探偵、つまり私の上司にあたりますが……。彼はどんな難事件も絶対に解決します。名を、完野壁ノ介といいます」

夜空に咲いた打ち上げ花火。下から見上げる僕の隣には……。 ※PC版サイト推奨

私はこの人間にたかる一匹のハエだ。 この人間の生涯を見届けることが私の天命である。

八月なのに、雪が降っている。 原因不明の異常気象の年、小学六年生の夏希は、お使いに出かけた日にクラスメイトのスーニャに会った。 年中冬の気候の国からやってきたスーニャは夏を知らず…

「どうもお疲れ様。これでやっと修学旅行も終わりよ。ああ、職員室のクーラーは相変わらず効きが良いわね。生き返るようだわ」「またまた〜。まだ修学旅行は終わっていないじゃあないですか」

土用の丑の日になる土壇場でこんな話を書いてしまったこと自体がうなぎの呪いだと思います。

運命を司る者がいたとして、その者はどうやって他者の運命を定めるのか。 定められた側に確かめる術があるのだろうか。 司る者も、定めた確証はあるのか。

ある噂をクラスメイトから聞いた少年・戒《かい》。その噂とは『女の霊が出る家』。友達の心《こころ》を誘って肝試しすることに。噂の真相は一体……。

男性であるあなたがエレベーターに乗っている最中、故障が発生し、エレベーターが止まってしまいました。あなたの他に乗り合わせたのは、齢80のよぼよぼの男性と、二十歳のぴちぴちの女性、…

【15歳以上推奨／性描写なし】 ──いつからだろう、オレも吸うようになったのは。 甘い煙を吐くたびに思い出すのは、自分を捨てた男との会話だ。馬鹿馬鹿しいとわかっている。それでもオ…

こないだ怪談を考えてたらさ、結構な力作が出来ちゃったわけよ。そこで、あんたにちょっと聞いて欲しいんだわ。別に怖がって欲しいわけじゃない。ただこれを本物の怖い話っぽく語ったら怖がら…

お互いに言い出さなかった関係。その最後のきっかけは、消し忘れたタバコ。 「消し忘れたタバコ」というお題で書いた2000字未満のショートです。

現代ドラマ、ホラー、SFなどを中心に書いてます。

ショートな小説を投稿していきます〜

女子社員の訴えを、人事部長は黙って聞いていた。「あの娘…… 円野姫子さん、ひどいんですよ。小動物みたいな可愛らしい見た目ですけど、あの目は獲物を狙う目です。妖艶で、ぎらぎらしてい…

テンプレトラック死亡からのワンポイント能力持って異世界にGO 可愛いヒロインとイケメンなヤローに囲まれて大冒険 悪の組織も滅ぼし天下統一でめでたしかと思いきや 黒幕の転生女神を滅…

都内からほど離れた汚いビルの一室に，看板のない占い師がいた。 そこには，悩みを抱えた人たちが引き寄せられるようにやってくる。 数々の人たちが救われ，繋がり，幸せを掴むために生き…

世界中からアクセスが集中し、瞬く間に世界中に送信されていく。精鋭スタッフは昼夜を問わず仕事に没頭していた。「そろそろ休みはないのかい」男はぼやいた。隣のデスクでディスプレイに噛り…

人生の歩みの中で、選んだ選択肢。 強制されたり、仕方なくだったり、見誤ったり、深く考えず勢いに任せて…だったり、後悔して自暴自棄になる事あるよね。 そういう時の為に、選択した道…