「軍人」を含む小説

春。ある一人の男が目を覚ました。 それから「私」は、巡りゆく季節のなか、男の姿をそばで見守る。 一人の男と「私」が過ごした、春夏秋冬の物語。

元軍人を名乗る青年ルガードは、とある目的で放棄され廃墟となった旧帝国大図書館《オムニバス》を訪れる。しかし無人であるはずの図書館で、ルガードは《司書》を名乗る女性ウルリカと出会う。

この世界には魔術が存在する。それは遥か昔、人間の手によって発見された世界の秘密にして奇跡。 魔術とは、人間という存在を格段に飛躍させ、これまでの生物としての枠から逸脱した「完全…

　核戦争で汚染された世界が神の奇跡によって浄化され、人類が魔法を手に入れた未来。世界は、魔法文明の恩恵を受ける王国と、機械文明に頼る帝国とに分断されていた。 　暗殺を裏稼業にし…

維新後の新時代。家族のように育った美冬と拾われた秋人はある秘密と事件により仲違いをしてしまう。 道を分かち、戦争に歩みを進める世界に翻弄されつつも二人を繋ぐのはかつての思い出だっ…

異端《ウィルド》の血を引く魔女であることを隠すため、性別を偽り、男装して、聖ティセニア公国の騎士となったニコル。 薔薇の瞳はルーンを宿す。それは聖女である奇跡のあかし。 だがニ…

【前回のあらすじ】 　無職童貞ひきこもりのワイは不摂生な生活が祟り心臓発作でPCの前で死んだ。 　次に目を覚ますとそこは異世界。しかし、そこはさんざんやりこんだギャルゲーの世界じ…

赤子を取り上げ、病を癒し、星を読み、死者のために歌う――そして、海をゆくものに良い風を与える。女神ミセルマの力を持って生まれた〈ミセルマの子〉は、古くから森の賢者としてミゼルカの…

「大厄災」と呼ばれる日を境に一変した世界。テクノロジーの壁に囲まれた都市に籠もり、仮初めの平和を堪能する市民がいる一方で、その庇護からもれた人々はスラムで絶え間なく広がる戦火に怯…

　軍人たちが『魂魄接続』によって戦闘機ではなく『神神』を操縦して戦っているもうひとつの第二次世界大戦末期。亜米利加教国は爆撃天使ラファエルとウリエルをもちいて広島と長崎に『天罰』…

これは、戦時中の帝都ヴェルダンディの隅で起きた物語。 下世話な先輩に連れられて行った繁華街で、ジークハルト・ワーグナー少佐は一人の男娼を買うことになった。 ツェツィーリアと名乗…

　友軍内部へ行っていた潜入任務に失敗し、差し向けられた追っ手によって脚部と機関ユニットへ致命的なダメージを受けた対“外理棲侵略者”人型兵器・NMH社製B-9型機巧兵“カミツ”は、…

儀仗。それは、軍人が銃を以て相手に敬意を示す方法。 特に、高官や国家元首クラスの賓客には、「栄誉礼」が行われる。 それは、絶対失敗してはならない。賓客たちの「名誉」を守護するため…

最低浮気男（勘違い）と勝気ツンデレ女軍人が痴話喧嘩してるだけの話。（タイトルそのまんま） 一応、ストーリーらしきものはありますが、ほとんどが会話です。痴話喧嘩の。 ※ほんの、小…

「少尉さん！　少尉さん！」 １０歳のアン──アンシェリー、は今日も広い背中を追いかける。 王国の近衛隊副隊長の父の側近で、近衛で最も美しいと言われる下士官のレイルダー少尉。 いつ…

フィルは自分の姓も知らぬ戦争孤児である。父は軍人であったと聞かされているが定かではない。 物心がつく前に母もこの世を去り、一人、三階建ての塔のような形をした家に住んでいる。 …

かつて少年兵でありながら英雄扱いされたユーリは再び機動兵器『MT』を駆り戦場に立つ。ドラクル小隊の隊長として軍務に勤しんでいたユーリだが突如として拘束される。そして小型戦艦『エー…

【第1章】 機械と魔術が共存する〈ヒノモト〉帝国――帝都カムイにあるヒノモト図書館に勤務する七瀬ミズキは、眉のあたりに大きな切り傷があり、隊服の上に派手な着物を上着代わりに羽織っ…

軍人になった。生きるために。 全て生きるためだったと思う。 それなのに今、戦場で、初恋の女の子が俺を見た。 ※習作のため途中で終わります。

～「まならい」のあらすじ～ 西暦2032年。 第三次世界大戦終戦から八年が経った日本。 今もなお、危険な未確認疑似生物兵器【ウミック】の破壊活動が魔術道具（魔具）を使った魔術で行…