「文学？ 短編」を含む小説

街の隅にぽつんと建つ本屋。 小さな店で、大きな本棚が2つとカウンター、レジ、椅子が2脚あるだけ。 開いていたり、閉まってたりして、噂の存在でしかない本屋。 ある日、田舎から都会に…

カクヨム初投稿です。名刺代わりに学生時代に書いた習作を。内田百閒テイスト。

父母を失い、姉夫婦の家に引き取られた多与子。 成長する多与子を間に、姉夫婦の関係にも変化が生じる。 この家は、蜘蛛の巣。誰が蝶で、誰が蜘蛛なのか。 ◇◇◇ かつて個人サイトに…

異世界の転移先はおぞましいモンスターの巣であった。 扱いは残酷で、眠ることなく永遠に―― 沢山の娘と息子ができた。 そして愛情も。 だから、脱出の際に彼らを見捨て…

「壁の国は光で満ちていた」 暗闇が排斥された近未来。政府直属の殺し屋として働くQは、無邪気な娼婦エラと出会う。彼女への独占欲を膨らませたQは、エラの買い取りを試みるが……。 …

青い帽子とジーパンに黄色いTシャツ。 悪い噂が後を絶たないこのおじさんの ことを気になって僕はこのおじさんを観察してみた。 それから僕はこのおじさんのことが大好きになって…

夏の風景やにおい，音は私を感傷的にさせる．その感情は私の中で何かを変えてゆく．

高校2年の僕。 ある朝目を覚ますとそこには黒い蝶がいた。 その蝶は一日中僕につきまとい、 僕に幸と不幸をふりかける。 黒い蝶、それは「死」「転機」「復活」 さらに夢に出てくれば｢…

【ホラー日間１位】【ホラー週間２位】 テロリストの僕はリュックに爆弾を詰めて夜行バスに乗る。他の乗客に自分が誰だかバレてはいけない。だから僕は音楽と文学が好きな好青年の振りをし…

百年程度昔に生れただけの、学生二人の話。 ブロマンス的友愛と、悲哀をもたらさぬ金色の死についての小品。 ･･-･･ ･･ ･･- ･-･･ ･･-･ -- ･･- …

お題：『旅』 あの一本桜の木の下で、僕たちは夢を語り合った。

山本大平。 俺は自分の名前が嫌いだ。 珍しい苗字でもないし大平ってなんだよ。 どんな意味でつけたのか親父は教えてくれなかった。どうせバカオヤジのことだから意味なんてないんだろうな…

｢いつものように、僕は夜の街を歩いた。｣ 満月の夜、黒猫は、いつもの散歩道で優しい暖かさをもった少女と出会う。内緒話をするように沢山の事を話してくれる彼女は甘く、優しい香りがした…

同級生の久しぶりの会合に起きた悲惨な事件。

小学二年生の述教が学校で出会ったのは、自分より少し大きい少女の霊でした。 おばあちゃんは言いました 「その少女は『ぼくぼくさん』ですよ」 そして、学校の守り神だから、怒らせなけれ…

一話完結 とある男は、自分の小説がいくら酷評されようと、それを糧にしてしまう。 それは何故なのか。

少年は諦めなかった。 昼休みのスタートと同時に少年の ミッションも始まる。 少年は目的地への到達のため何があろうと振り返らず、 どんな災難が振りかかろうとも諦めず 走り続けた。

　仕事よりも私生活を大切にするタイプのOL、東由香里は、夏休みを利用して女友達と沖縄旅行に行く。だが、楽しいはずの夏休みは会社からの電話にたびたび妨害され、そのうち由香里の仕事へ…