「「嘘」」を含む小説

　建国以来の名門、グリーバス公爵家のアルティナは、生家が保持する権益と名誉を守る為、実在しない双子の兄アルティンを名乗り、国王直属の近衛騎士団に入団。順調に功績を立てて緑騎士隊隊…

天才で有名な父に比べて、無名で凡庸な娘。 それが私、オルティリア。 の、はずだった。 行方不明になった父を追いかけた末に、逆に見知らぬ世界へと落とされてしまう。 そこにいた…

部員ひとりの弱小ボクシング部。 次の試合で負ければ、もう終わり。 だけど僕には、才能も、体格も、なにもかもがない。 そこに現れた彼女が、僕に授けたのは「15㎝」という距離――

「わたしは何が理解できないって、何も考えていない人間ほど理解できないものはないのよ――」 　彼女は世界のことを嫌っていた。その嘘や欺瞞、いい加減さについて。彼女は美人で、口元は…

とあるギルドに入って、色んな人に出会う。 そういう話です。魔王とかは倒さないです。（嘘 更新は無理のない範囲で投稿します。たぶん、きっと。

　あるとき芽生えた特殊な仏眼相により、手を握った相手が犯人かどうかわかるようになった阿伽陀晴比古。 　だが、最近では推理は、助手、深鈴に丸投げにしていた。 　そんな晴比古の許…

掌編。短いのでサクッと読めるかと思います。 あ、カクヨム始めました。

俺こと一ノ瀬唯誓《いちのせただちか》にある日突然告げられたのは、「明日世界が終わる」という理不尽極まりない、嘘みたいな本当の話だった。 最後の一日、俺は二年の間疎遠になっていた幼…

放課後の教室から臨む夕陽に宿る嘘が好きでした。 星新一のショートショートを読み耽っていた頃を思い出しながら書いてみた作品群を不定期掲載します。

兵庫県川西市と、大阪府池田市の間を流れる猪名川(いながわ)。 その上空には、毎年夏に花火があがる。 夜空に咲くその花は、猪名川の水面を照らし、見上げる人々の瞳には色とりどりの光…

　日本は、壊滅した――――。 　西暦２０３５年。東京を中心に『奴ら』が進行してきた。壊滅的被害を受けた日本は、国家機能を失い、多くの犠牲者を出した。国家はまだ若い子ども達を『フリ…

作者自身の思い出。 高校生までの話は全て実話。 そこまでは嘘を書いていません。 大学生からは自分のささやかな願望です。 皆さんの将来の夢はなんでしたか？

　僕は確かに彼女に――17歳も年下の、三週間後には地球を捨てて新惑星への旅に出る17歳の少女に、惹かれていた。 　そして僕は、臆病だった。僕は彼女のような、往復30年の宇宙旅行に…

此処は学園サーカス。 その名の通りサーカス…見世物小屋の学園だ。 売られてしまった僕らには、この学校だけが生きる場所… さぁ、わらって笑って嗤って…？ “楽しませる為だけに生きろ…

　私は魚屋である。仕える店名はない。 　飲みすぎるし食べ過ぎる、舌に嘘つけることができないので社員ににすらなれない。 　私は流しの魚屋である、美味しい物を食べたいという願いならば…

今まで自分に嘘を吐き続けてきた。 そんな僕の本当をここではお話したいと思います。

角川ビーンズ文庫　好評発売中！ 著：永瀬さらさ イラスト：緒花 定価：本体580円＋税 ISBNコード：978-4-04-104999-0 「共犯者になるなら、守ってやる…

騎士試験に落ちて父に見捨てられ、自信も無くし当てもなく絶望の淵を彷徨っていた少女・エリーゼ。落ちるところまで落ちた彼女は、傭兵の青年・ルドルフと出会い、魔獣たちとの戦いに挑んでい…

うちの夫はちょっと変、と思い始めたのは最近のこと。 始まりは、Twitterで何気なく呟いたこのツイート。 --- --- --- --- --- うちの夫の寝言は本当に名…