「#文芸」を含む小説

【2020年8月に文芸社より出版、2021年11月重版しました】 “優しい看護師”を理想に掲げる男性看護師の加藤白夜(23)。 転職した先は「一条家」のお邸――その専属看護師にな…

文芸イベント・Text-Revolutions5（2017年4月1日開催）にて「伯父/叔父コレクション」という企画を主催いたしました。伯父/叔父という切り口から文芸同人誌を紹介す…

「地球はなんで青かったか、知ってる？」 彼女はぼくに消え入りそうな声で聞いた。 「月の人魚が落とした最後の涙のひとしずくなんだって」 そう笑うきみの命の灯火が静かに消えてい…

【3000PV突破感謝】 とある田舎町にある小さな稲荷神社には、金毛九尾の恐ろしい狐の化生が封じられています。 その昔、人知の及ばぬ途方もない力で大暴れをした狐の化生は、とてもと…

楽器屋の店頭で見つけたポスターを見て、 僕の心に何かが「降りて」きた。 音楽を聴くのは大好きだけど、 楽器をいじった経験はない。 それでも―― やってみようと思った。 やっ…

小説は、やはり終始一貫、エンターティナメントを貫くものであって欲しいと思う。果たして純文学の時代は本当に終わりを告げてしまったのだろうか？　あと半世紀もすれば、その答えが明確にな…

「考えろよ、バカ、低脳、山ザル、パンの耳」 「うっ、ひどい……」 地方から、東京にある新設校、十月学園に入学した男子高校生ツヅリは、元引きこもり。 故郷を離れて楽しい学園…

夜桜の下で、思いがけず恋人になった高校生の私とテツ。 泰然として不敵な彼は、私にとって強烈な憧れで、圧倒的な存在だった。 けれど、無敵のテツは消えてしまう。 人を惹きつけ惑わす春…

世界遺産厳島神社を擁し、海と山に囲まれたまち廿日市市では、『人妖友好』をスローガンに、あやかしさんと協働するまちづくりに取り組んでいます。 地方公務員である可部さんは、この春、あ…

花言葉で思い付いた小説を書き連ねただけです。 短編連作集ではなく、短編とか中編を何本かの予定です（予定は未定）。 ジャンルですけど、基本的には一般文芸寄りの恋愛小説とラノベ寄りの…

一部、事実を含まなくも、無いかもしれないフィクション短編。

今回、同じくカクヨムで活動されている宮下愚弟さんから頂いた『夜明け・ビー玉・電信柱』という、物や状態に関する３つの単語から１つの短編小説を書きました。 他者様からお題を貰う、短…

新たな人類を生み出すため箱庭という籠の中で人体実験を繰り返してきた量子コンピューター、メトセラを破壊してから３年が過ぎ去った――。 開放された新人類たちは手を取り合い新たな社会を…

「お願い。この恋が認められないのならば、いっそ私を誘拐して」 　ぼくの恋人である高橋萌音は潤んだ瞳に、すがるような、だけど期待とワクワクを秘めて、そんなことを言ってくれた。 　…

　文学好きでヘビーメタルを愛し、プロ並みのギターの腕前を持つ高校一年生の大石ユリカ。内向的な性格ゆえにその才能を発揮する機会がなかった彼女は中３の時に渋谷霊徳学園の学祭を訪れた際…

天還の儀。 それは赤い目を持って生まれ、忌子と呼ばれる俺たちを救う為の儀式。 十五の年を迎えれば穢れを宿したこの身を天へと還す。 ……しかし、言われるがままに死を選ぶことで本当に…

＊登場人物＊ 南野 蛍-ﾐﾅﾐﾉ ﾎﾀﾙ- 大学2年 両親は定食屋を営んでいる 文芸部 北沢 徹-ｷﾀｻﾞﾜ ﾄｵﾙ- 大学3年 古い本屋でアルバイトをしている 元バレー部…

はるか昔。異世界から召喚された勇者によって国は救われた。しかし勇者の死後国は侵略を受け、その文明を、その文化を、その歴史をすべて破壊され塗り替えられてしまった。誉れ高き勇者の英雄…

　人を模して造られた機械・アンドロイドが、人々の暮らしに浸透しつつある世界。 　人とアンドロイドの共生都市・ネオネーストには、違法なアンドロイドを取り締まる機関があった。 　それ…

仮想現実ボロス ―― それは叔父が開発したもう一つの日本、もしくは世界を創世するシステム。縹遊馬（はなだあすま）は祖父に変わって仮想世界にある白雨村の管理をまかされていた。だが、…