「短編 音楽」を含む小説

音楽ライブへ通うのが生き甲斐の志保はあるバンドのライブへ行くたびに見かける男性のことが気になり始めていた。 その男性とはもしかしたらツイッター上で繋がっている『このアカウント』…

桜材を使ったギターはこうして生まれたのです。　＊カクヨムWeb小説短編賞2021の中間選考に拙作3点を採っていただきました。

　場面がクルクル移り変わって最初は或る老夫婦の家からさほど遠くないぬま池。次の場面はぬま池（穢土）から天国（浄土）へ。地上に戻り、次に雲の上へ。幕引きは音楽とダンサーを擁してのダ…

取っ付きにくい！ まったりしすぎて長え！ セリフの言い回しが妙で、何言ってるかわからん！ そういう伝統芸能ってやつを、少しわかりやすくお話にまとめてみました。 短編集ですので、…

　場面がクルクル移り変わって最初は或る老夫婦の家からさほど遠くないぬま池。次の場面はぬま池（穢土）から天国（浄土）へ。 　地上に戻り、次に雲の上へ。 　幕引きは音楽とダンサー…

音大付属高校の音楽科に通う女子高生、都筑優香。その耳にある日飛び込んできた、透明な歌声。向かった先にいたのは、同じ学徒の少年だった。 ただ歌を歌い続けたかった彼と、音楽に命を賭…

ある夜。たまたま入った酒場で、男はピアノを弾く彼女と出会う。 音楽のことはわからないが、なぜだか彼女に強烈に惹かれた男は、彼女に声をかけた。 すべてが自然な彼女と話をしていく中で…

お箏(こと)の演奏家にしてシンガーソングライター・彩。その彩をサポートする、クラシックギター&アコギ弾きの私・梨絵。 ステージの主役とサポート役は、記念日に求める祝い方も、それぞ…

常により美しい存在へと姿を変えて、自由奔放に生きる少女は、少年の封印された記憶を呼び覚ます──倒錯と頽廃、悪夢の悲喜劇。 ジャン・ピエール・ジュネ＆マルク・キャロ監督の映画の…

「歌詞が聞き取れない」 「そして空耳が多い」 こんな経験ありませんか？

あけましておめでとうございます。リアリズム小説として、年末年始を描きました。悲喜こもごも、世の中にはいろいろな人が存在しています。

たった一編の、五秒に満たない動画。たった一言の、10文字ちょっとの言葉。 情報の海の片隅に置かれた、砂粒みたいな映像。言葉。人の声。 そんな小さな小さな砂粒が、時に人に何かを与え…

片思いしている子へプレゼントを用意した。 見た目から、開封しているときも嬉しくなるようにラッピングも依頼。 でも、ラッピングを請け負った店員の口が悪い。 こんな人に頼んで彼女…

「私のように結末を迎えるのは許せない！この世とあの世の透き間に勝手に逃れるのは許せない！……私はお兄ちゃんのために、お兄ちゃんの心の中で演奏するわ。私と共に、お兄ちゃんはこの『ア…

『「赤いきつね」「緑のたぬき」幸せ沁みるショートストーリーコンテスト』応募作品。 １０名ほどの学生が行き来する、小さくて汚い、寒かったり暑かったりするあのゼミ室。大学生協の赤いき…

僕はジャズバンド「アルファ・ケンタウリ」のドラマー。まだまだ駆け出しだけど、良い音楽をたくさんの人に聴いてほしくて、頑張ってるんだ。 今日は駅前で、先輩たちと合同野外ライブ。僕た…

流行らない音楽を鳴らし続けた。 誰も聞きすらしない音楽を。 君以外は、誰も見向きもしない音楽を。

会いたくて涙が出るほどの、恋をしていた。 「久しぶり」 クリスマスが過ぎ、新しい年の始まりが差し迫った年末。 ずっと避けていた故郷を、久々に訪れたその時。 イルミネ…

公園のベンチに座るお婆さん、寒そうに震えているので、私は自販機で温かいココアを買い、渡そうと試みる……。

プロのサックス奏者であるアキラは、病気で楽器を吹けなくなってしまった。恋人のレイは何とか彼の役に立とうと、ある特別な訓練法を思いつく。 アキラは回復するのか？ 二人の恋の行方は？…