「気持ちだけでも」を含む小説

オムニバス形式。非現実で現実的。

2043年4月9日。 その日世界は崩壊した。 降り注ぐ隕石、崩れる高層ビル、燃え盛る住宅街、焼け爛れた道路を闊歩する異形な生物。 空が割れ、轟音が耳を劈く。 こんな世界にしたの…

前世が猫だった「私」は、その記憶を持ってニンゲンとして生きている。 野良猫のように、人とはつかず離れずの距離感を保っていたけれど、犬みたいな男と、捨てられた子猫との出会いで、気持…

笑里は7歳の時に王子様に初恋をした。8年後再会したが心は耳が聞こえなくなっていた。笑里は接しているうちにどんどん好きになって行く。心の気持ちは……？

　桃園花凜（ももぞの　かれん）は誰もが羨む美少女である。その美貌は言わずもがな。均整の取れたスタイルも大和撫子のような性格も、すべて神に作られたかのように完璧だ。そのうえ高層タワ…

俺等の学校生活が…！やっと…始まる…！この四人で…何度…願ったか… 「俺はお前らと一緒に学校に行くんだ…！」 「これ手紙…何処でも…一緒だよ？」 「まー、僕らに悪いことはな…

「読めないから、読まなくなった空気」は、現代社会における「空気を読む」ことの意味と、その変化について考察するエッセイです。情報過多やSNSの影響により、私たちは他人の気持ちや場の…

クラスメートの嫌がらせが原因で絶交した、鈴木ゆらりと由良水都。 絶交から八年が過ぎ、高校生になった二人は、再び同じクラスに。 でも、視線も言葉も交わしていない。互いに、相手が見え…

『探求士』とは 老年期の男性曰く、「好き勝手に生きる我儘な粗暴者」 老年期の女性曰く、「家庭さえも顧みないろくでなし」 青年期の男性曰く、「己の生き方そのもの」 青年期の女性曰…

個人の好みを書いていきます。他の人の作品やその展開を批判する意図はありません。単なる私個人の好き嫌いです。 不定期更新です。誰かに共有したい、どこかに気持ちをぶつけたいと思った…

ある日僕の街に“功利の怪物”がやってきた。怪物は街の食料や金品を食べながら鱗粉を撒き散らした。その鱗粉を浴びた者は、幸福な気持ちになった。そのうち人々は自ら怪物へと食料を献上する…

ここに置くのは、さして毒にも薬にもなり得ない、物語と呼ぶにも垢抜けない３つほどのエピソードです。是非、そこにいる当事者の気持ちになって、これらを「体験」していただけたらと思いま…

朝日を遮るカーテンのように、私も人生を遮られた。 いまさら朝日を浴びたところで気持ちは晴れるのでしょうか。 いつでも投げ出せる。方法はいくらでもあるんだ。

悲しみに気持ちが沈むとき、その少女は現れる。 無垢な瞳で問いかけるのは悲しみを取り除く選択と対価。 人は対価とともに心を縛る悲しみからの解放を得る。 少女は今日も悲しみに涙する人…

祖母の死は、田舎の幼馴染みと、私を結びつけた。もう何年も前に離別を選んだ彼女と、今更何を話せば良いのだろう。逃げ出したい気持ちを抑えながら、私は祖母との最期の別れを告げる為、かの…

ワンシーン掌編～１万字の超短編をジャンルごった煮。 単発で上げても読まれないのなら、ドンドコ詰め込んで更新のたびに目にとまる機会を増やせばいいのだ☆ ▽ 作品検索用 私のス…

「負けヒロインを幸せにする活動、通称ＳＭＳ同好会の結成だよっ！」 　高校一年生も平々凡々な終わりを告げ、屋凪緑郎(やなぎろくろう)の高校生活は一回目の春休みに突入していた。 　…

これは、この世とは違う世界の価値観を長く見ていた者がいた。 名は黒邪竜・ラプトという。その名の通り、黒い鱗に覆われ、赤い瞳をした竜。性格はいつも穏やかで内向的である・・が、機嫌を…