「未来 ディストピア」を含む小説

本年も全国ゴールくじの抽選日となった。役所で、防災無線で、国営放送でくじ引きの様子と当選番号が発表される。KAC2021 10回目お題「ゴール」参加作品。

近未来、FORMOTHERと呼ばれる独裁者によって支配される国。 情報統制、検閲、反対する者への弾圧といった独裁がまかり通っている。 その中で主人公が後の世に残したいものとは？

お題をこねくり回した結果、普通に書くことにします。 がっつりSFを書いたことがなかった気がするので挑戦してみました。 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2021…

KAC7本目「21回目」 最初見たときそれがお題だと認識できなかったのはここだけのお話ですｗ さて今回は素直に「21回目」をそのままの意味で使うことにしました。 舞台は21世…

西暦一万年以上の未来。大戦と復興の繰り返しに疲弊した世界の半分はAIにより支配を受けている。宇宙空間に設置された人工衛星では管理された人類が暮らし、「人類を誘惑する有害な危険物」…

やっとタイトルを決めた短編を私はネットの海へと送り出す。そしてふとある事を思い出しかける…… 登場人物１名のみ。KAC2021 6回目お題「私と読者と仲間たち」準拠のSF短編です。

2020年代に蔓延したSARSコロナウイルスⅡは収束した。それからXX年後、SARSⅡを凌駕するBURSが世界を席巻した。この話は、それから更にXX年後の話である。 『KAC2…

「いっちねんせいになったら、ともだち100人、でっきるかな？」 遠い未来、人類が増えすぎた宇宙で行われる、とある春の儀式のおはなし。 KAC2021「スマホ」参加作。

互いが互いを見張る監視社会の中で、規律から外れた人間は国の更生施設に送られる。戻らない者も多く、仮に戻ってきても意思や感情の乏しい、死人のような顔になっていた。そんな管理社会で生…

　生きるために、星を棄てた。肉体を棄てた。 けれど、そうまでして、いったい何の意味が在ったのだろう。 新天地を求めて航行する宇宙船にデータ化して乗り込んだ人類。 だけど、そこで…

　澄んだ青い空の下、僕らは笑い合っていた。 　戦争が起きて男がいない村に辿り着いた僕は、世話になっている薬屋の手伝いをして暮らしていた。 　いろんな女性に声を掛けられるけれど、僕…

　ヤンデレストーカーに知恵を与えてはならない、と俺は知った。 　今更身を以て知ったところで無駄知識だけど。 撒かれた細菌、手立ては無く。世界の終わりに、残されたのは俺とストーカ…

『地球最後の告白を甘く美しくシンプルで切なくて』という小説のあらすじは、人類滅亡が迫った中で、さまざまな人たちがそれぞれの方法でその現実に向き合う姿を描いたものです。中でも、滅亡…

旅人が着いた町は、寿命がわかる不思議な町だった。 ※「小説家になろう」さんにも投稿しています

　五千万年後の地球。 　ユートピアでもディストピアでもない大自然が広がるその世界で、人類は滅びようとしていた。 　現代日本から召喚されたのは、瞬間記憶能力を持つ十八歳の青年カイリ…

夏が近いあの日、いつもと同じような夏休みを過ごすと思って退屈を紛らわせる願望として呟いたある一言で世界は何もかもが変わってしまった。様々な場所で争いは起き、各地で蔓延する流行り病…

――人類はたくさん間違えてきたけれど、間違いなく最終的な幸福を手にすることができた。 何もかもがうまくいったとして、その先にある未来は本当に素晴らしい未来だろうか？

※本作は現実を元にしたフィクションです※

23世紀。人口爆発に対処できなくなった人類は、効率的な食料供給を追い求めるあまり、食事という文化を解体した。料理という言葉の意味は、供給される栄養価を調整された無味無臭のキャンバ…

太陰暦2021年。 スズキ　ロクは新米刑事として、現代の平和を噛み締めていた。 もちろん事件が起これば駆り出される。 それでも、街の平穏がこの手で守れることにやりがいを感じ、 …