「不可思議ではない。」を含む小説

　探偵業を営む桐谷　秋人は、新興宗教にどっぷりとハマったご婦人から娘の捜索依頼を受ける。 　捜索を進めるにあたり秋人はある神社へ訪れるが、そこで不可思議な現象に遭遇した後、異界に…

古事記の海幸山幸神話を背景に紡がれる、少年とあの戦争で行われた回天作戦を巡るファンタジー作品。 14歳の海野悠馬は潜水士の父を亡くし、あの星の鈴が鳴る灯台で、日向神話を語り継いで…

ある日子猫を二匹拾った。 「誰だか知らないけど飼えないからってこんなとこに捨てるなよ、最後まで面倒見れないなら飼う資格無しだろが。」 翌朝目覚めると猫耳少女が目の前に・・・ そし…

19世紀末期。 アメリカ、東海岸の都市・ニュージョージで、不可思議な現象が起こる。 魚の死体が川を満たし、カラスが空を埋める。 終末論が盛んに叫ばれるようになった頃、原因不明…

西暦２０ＸＸ年、地球人類は宇宙人によって宇宙へと開かれ、宇宙人の先進的な技術や考え方を吸収している世界…… 日本も例外では無く、石川と岐阜の県境にある過疎地に「交換租界都市　伊岳…

彩太郎を強制的に『お友達』として見定めた電波娘・サマ子。 勝手に部屋に住み着いた彼女に辟易しつつも警戒していた彩太郎だったが、ある日彼女が持ち出した何でも知ることができる謎のアイ…

読みやすさを優先するため、漢検3級以上程度の漢字についてはふりがなを振っています [あらすじ] 数年ぶりに地元を訪れた花凛（かりん）。目的は友人の日夏（ひなつ）に会うことと、地元…

「友人の体から〝糸〟が伸びている」という相談が『不可思議なレファレンス』に依頼された。 　不可思議なレファレンス担当——御前と書いてミサキは、普段はおなじ図書館に併設されたカフ…

芥楽（ケラク）とは、ちょっと変わったことができる道具たちの総称である。 それらは時に人や動物の姿を持ち、本来ならありえない不可思議を招く。 六月、芥楽・ミカゴの持ち主である籠倉…

中井のひい婆ちゃんは、いつも嘘か本当かわからない迷信を教えてくる。 そのほとんどはやっぱり嘘で、けれどたまに、ほんとうにたまに、本当がある。だから俺は検証する。 はたして、『雷の…

　令和4年8月9日。16歳の少女・蓮田葉月は、母親の美沙子によって山深い村落の屋敷に連れていかれることになった。 　その地で祖母である蓮田千夏の写真を発見した葉月はふいに不可思議…

小説投稿サイト「ノベルアッププラス」で行われていた、「海をまとう」というコンテスト参加用作品です。 最初にイラストがあって、それを基に描いた作品になります。 （イベントイラストは…

　学業や仕事に追われるばかりの現代社会。学生である飯沼華はある日、「人助け」を名乗る一人の男、裏瀬正に出会う。 　周りの不遇な対応に動じない彼に対し、興味を持つが同時に「能力者」…

【どこからでも読める一話完結型】陸前大学一回生で配信者のハンドルネーム『ハルアキ』は、昔から幽霊や妖怪が見える体質の、ちょっと変わった優しい青年。暇さえあれば同じ大学の先輩の女性…

妖しく煌めく紅玉(ルビー)が巻き起こす時間軸を越えた運命の出逢い。連続する不可思議な出来事を繰り返す二人の主人公…どこか懐かしく日常の中の非日常を描いた現代の幻想物語。 檸檬色…

いろんなところの日常を舞台に、キテレツな超短編が繰り広げられます。 1話400字以内の予定です。 どの話も一度クリックしたら興味が止まらないと思います。 どんどん他の話も読んで…

この世界では運命の相手の居場所がわかる『運命の赤い糸』が左の薬指に繋がれる。 しかしそれはすべての人にできるわけではなく、何億分の一の確率で繋がることができるまさに希少な現象。神…

五行五木（ごぎょう・いつき）は高校一年生。ちょっと違うところはあるが、おおむね平凡な高校生。入学後初めての夏休みを迎えていた。毎日部活動に参加し、課題も計画通りに進めていた中、学…

明治時代、小説家の有島は「舌切り雀」にまつわる怪しい事件に巻き込まれた。 謎を追ううち、不可思議な現象が有島の周辺で頻発する。 そのうち、彼は自分が「物語」の主人公であることに気…

夢とも現ともつかないような、不可思議な短い話。140字程度の一編をお楽しみくださいませ。