「#中華風」を含む小説

蒼月は天才と名高いアゥマ（浄化物質）使いにして、新米茶師の十六歳の少女。修行半ばで両親が他界したため、店主見習い兄と先々代茶師の祖父と共に老舗茶葉店である心葉堂を切り盛りすること…

葆国の女官李明麗は幼い皇太子琥諒元の侍女として仕え、多忙ながらも充実した毎日を過ごしていた。 皇帝の覚えめでたい能書家である文官林文徳もまた、東宮府の蔵書閣に勤める傍ら、諒元に書…

おデブな体型と騙されやすい性格から、中級妃にもかかわらず「白豚妃」と見下されていた珠麗（じゅれい）は、ある事件で濡れ衣を着せられ、後宮を追放されてしまう。 身一つで花街、貧民窟を…

仲が良かった年下の従弟は、再会したらなぜかそっけなくて……。 恋愛未満の初々しい物語を目指して書いてみました。 「冬の蝶」よりも、時間軸が前の物語です。冬の…を読んでいなく…

汪国の妃、玲秋は確かに死んだ。 皇帝に愛されることもないまま、謀反を起こした皇子紫釉の命により生き埋めにされた。 けれど玲秋は生きていた。 しかも、2年も時が戻った状態で。 …

読者のみなさま、いつもありがとうございますm(__)m 角川ビーンズ文庫様より『華月堂の司書女官』好評発売中☆ カクヨムにて、発売記念短編を掲載中 ・『華月堂の司書女官　幼な…

　敗戦間近の深夜、燦軍大将の皇子加羅の身代わりである姉の綺羅は、腹心の裏切りで罠に落ち、敵国煌の皇子の囚われ人となった。 　敗国の王族として悲惨な運命を辿る。はすが、用意されたの…

岐崔動乱から四年。ようやく官位を得た文輝は武官としての任に励んでいたが、ある朝、不思議な伝頼鳥が届く。そこには湖水の向かい・沢陽口の城郭に異変が起きていると記されているが、誰が発…

東公先生（←誰それ？）が深そうで深くなさそうで、よくわからない？？ことを言いたい放題！ 大体一話完結なのでどの話からでもどうぞ！ でたらめ漢文調なので文法は滅茶苦茶です。ジャンル…

伴修将軍が玄京の都に帰って来た。美しい妻と幼い娘を連れて。帰京の挨拶の場でその娘を、泰極と七杏の護符の光が包んだ。一体なぜ？ そして、王と王妃になった泰極と七杏が治める蒼天国に不…

　元服を迎えた雷蒼龍(ﾗｲ ｿｳﾘｭｳ)は、父と同じ国主に仕官すべく旅立った。 　しかし、旅路の途中野盗と思しき連中に襲われ大怪我を負ってしまう。 　それを助けたのは、まだ幼…

妹が書いた小説を読んでいた少年のもとに、物語の中で死んだ悪役・荊雨宸が現れる。 幽霊の彼との出会いが始まりだった——

千年の平和を築いた伝説の女王――の生まれ変わりの少女・花鈴。庶民らしく過ごすはずが、新王に選ばれた弟の身の危険を知り王宮に乗り込むことに！　そこで偶然隣国の王であり前世の想い人・…

斉の釣り名人張起は西方の渭水に釣りをする仙人の噂を聞くも、あり得ない嘘と一蹴する。 その日の夜、彼は夢でその仙人と出会い……。 ※注意※ 特にオチのない名人伝風小話です。 表現…

七杏は蒼天国で生まれた重臣の娘。生後七日で奇病を抱えている事が発覚し、龍峰山の神仙の言葉により黄陽国へ旅立つ事となった。 蒼天国の皇太子、泰極の父親と七杏の父親は、二人を許嫁と決…

　そこは、【武法(ぶほう)】という武術が伝承されている大陸。 　骨格を理想的な配置に整えることで、人体の持つ潜在能力を解放し、強力な技法を身につけていく武術【武法】…………それ…

大帝国との戦に敗れ、和親の証として公主香詠をめとることになった狼の王ルイグン。 香詠は様々な知恵をもってルイグンに仕え、彼を支えようとするが、彼女には秘密があった。 「小説家に…

【運命に立ち向かう少年と、運命を導く狐の物語です】 里山の奥、人から隠れるように生きる薬師の元、少年・明星（めいせい）は自身の体から草木を生やすという奇妙な「何か」を持っていた…