「どこまで？ どこへ？」を含む小説

どこかで聞いたような、誰かが体験したような怪談話を書いています。 寝る前の軽い読み物としてどうぞ。

主人公の青山海人は、小樽市祝津出身の若き漁師である。家業を担わせた父や故郷への反抗心を拗らせ、崖から滑落自殺を図ろうと一人、海を見つめていた。今まさに落ちようとしたその瞬間、小説…

「時が何を運ぶかなんて、誰にもわからない、僕も知らない。けれどね、可愛い子、お前はいつか知る時が来る。それだけは、僕にもわかっているんだよ。」 ネヴァエスタは、一度迷い込んだら出…

　地方のまた地方に住んでいる持木孝之２７歳独身。 　実家は町唯一の食堂で、山間にある俺の住んでいる街は、車を使わなければどこに行くにも不便極まりない場所にある。 　そんな山間…

　１年３６５日のうち、「彼ら」が主役の日はたったの１日。それでは残りの３６４日、「彼ら」は一体どこで何をしているのだろう？ 　きっと誰でも知っている「彼ら」を中心に、「彼」や「彼…

異世界ファンタジー短歌の10首連作を投稿します。異世界のどこかの生活や幻獣などを詠んでいく予定です。何か見えたときに不定期で更新するので、できればブックマークしていただけるとあり…

【１１月１日、角川スニーカー文庫より書籍版発売！】 学校にバイトがバレた。 校則違反を見逃す代わりに僕に命じられたのは、我が校が誇る美少女四姉妹が暮らす家の家事代行だった。 …

私の居場所はどこだろう。 私の幸せはどんな形をしているのだろう。 自分自身にそう問いかけていた私が答えを見つけるまでのお話 （カクヨムWeb小説短編賞 2023 参加作品）

耀暦1998年。近代史に置いて最大、いや人類史で見ても最大規模の災害が発生した。その概要は脅威的であり、大陸一つを殆ど消し飛ばす結果となる。国境を越え数多くの学者たちが原因を明ら…

信教に関係なく皆が浮かれるクリスマス。なのにツリーの顔とも言える星がなくなった？！どこに消えたのか。クールな鹿太郎の推理がなぜか…学校に落ちているほんわかミステリー。

僕の名前は、田中敦。 都内、在住で年齢は48歳。 18歳の頃に神社で出逢った女性と結婚し、子供も3人授かることができた運のいい男。 会社での立場もチームリーダーという立場と…

サブスクリプション全盛期——。 にも関わらずなぜか勢いを増すアナログレコードの波。一度時代遅れとなったこの音楽メディアが再び注目を浴び「リバイバル」を果たした現在。その復活の理由…

「運命って幽霊みたいよね」 　隣の席に立つ蓮見はそんなことを口にした。彼女も混乱しているのかもしれない。 「まあ音は似てるよな」 「いや語感の話じゃなくて。もっと本質的な話よ、川…

剣と魔法の世界で竜人が織り成す物語。 至高の頂きに立つ神々が綴った神話も 英雄たちが遺した伝説も置き去りして超えていく異世界ファンタジー開幕！ ※『小説家になろう』でも投稿し…

お酒を愛しています。お酒に愛されています。 しかし愛されすぎて、3回に2回は記憶をどこかに置いてきます。 そんなわたしのやらかしエッセイ。 1人飲みのお供に。お酒でやらかして布…

14歳の少年、舞宮依織は実の母親に虐待されていた。誰にも助けてもらえず、誰にも愛してもらえずに日々絶望して過ごしていた。依織は生きる意味が見い出せず、遂に自殺を図ろうとする。しか…

ヨーチューバー兼web小説家のさお君。 今日も彼の雑談配信、『さおラジオ』が始まる！ だけどその声は、一体どこから……？ ※この作品は「小説家になろう」にも投稿しています。

大学の先輩に、有名な日本庭園を案内してもらうことになった主人公。 嬉しいけれど、先輩に気を遣わせているのではと不安になる。 憧れの先輩。 彼からの優しさと気遣いは、主人公を切ない…

とある大学の調査によると 「人は1日に3万5千回もの決断をしている」 という結果があるそうだ。 人の数だけ決断があり、 決断されなかった＝選ばれなかった 未来がある。 そんな…

「ねえ、知ってる？」 「あのウワサこと？」 「そうそう」 「学校内のどこかにある」 「不思議な本」 「その本を見つけ出したものは――」 「相葉悠一」は、見下していた友人が、夏休…