「シリアス 切ない」を含む小説

源葉洋平は高校修学旅行の最中、呉の大和ミュージアムで１０分の１大和模型を見た記憶を最後に意識を失う。目覚めると洋平の前には本物の戦艦大和と、旧帝国海軍によく似た軍装を纏った少女達…

険しい山間の寒村。絶望的な孤立と飢餓が、やがて村人たちを狂気の因習へと走らせる。

我ながら、しょうもない。

先日、在学中の高校にまつわる七不思議を検証してからというもの、果歩はその手の話に目が無くなった。（中略）……その中に埋もれるように仕舞われた「能面」のひとつが、曰くつきだった。「…

"セカイ"を救う"正義の味方"に選ばれてしまった妹・みらいを普通の女の子に戻す為、その姉が悪の大…小組織「シャトランジ」の一員となって頑張る、ちょっぴり熱く、ちょっぴり切ないバト…

現実世界を舞台にした、学園異能物。 願いを叶えることができる、オカルト的な儀式がある。 一方、不老長寿等を研究している科学的な組織がある。 双方にとって必要なのが、とあるコイン。…

　嘘だと思ったら読んでください（パクリはいけない）。 　……と評価してくださったのは、いずれも五十代の方々。若い人は精神的及び暴力的に痛いのとか嫌いだから難しいよね。 　健（…

雨の降る冬の夜に思い出すのは、会いたいけれど会えない人。 先生と私は、付き合ってたとかそういうのじゃなかった。だけど、普通の教師と生徒とは少し違った。 ６年前の物理実験準備…

荒れ梅雨の年に、幼なじみの里哉は傘を盗られ、行方知れずになった。多くの謎にまみれた "神隠し" と、この土地に伝わる「傘盗りさま」の話。「傘盗りさま」とは、果たして何者なのか。そ…

本の世界へと迷い込んだ青柳　望月。 彼女は、そこで帽子屋と名乗る男性と出会う。なんでも知っているヤマネと、どこか懐かしい雰囲気を持つ帽子屋と共に望月は脱出を図る。 行く先々で様々…

昔、初めて宇宙に出た人類が見た、我々の母なる惑星は、青かったらしい。しかし今…。

最後の人魚姫となった『わたし』は、海の上を末の妹に教えたことを後悔していた。海上で鎮魂の歌を歌うことを心の慰めとしていたが、その姿を海賊の船長ルグバーンに見られて、生け捕りにされ…

「大変不本意だが、私は今後あらゆる障害から君を守らなければならない」 　検死官ロベルト・シュルツは、ヒューマノイドIV-11-01-MARIAに命じた。「絶対に生き延びろ」と。…

　彼女は野に咲くバラのように、強く可憐でありながら、孤高だった。 　季節が春に差しかかろうとした矢先に、母さんが不意の事故で入院してしまい、荷物を届けに病院へ来た僕は、そこで病室…

それは僕の頭の中に響く幻聴だったのだろうか。 そんなわけがない。確かに僕の腹の中でこう響いた。 「お前たちの願いは叶えた。契約通り対価を頂く」 それが新たな始まりだった。どこ…

洋の東西を問わず。 世界の至る国で、人魚についての伝承は語り継がれてきた。 ここ日本も例外ではなく。 最古の記録は619年とされており。 摂津国（現・大阪府）で漁師の網に…

　※カクヨムでしか読めない小説です。 「ライミング・ノベル」「ライミング小説」「押韻小説」「ライムノベル」 　誰もが一度は通る青春時代。何をやっても上手くいかない。自分に自信…

平凡な女子大生・矢島セリの下へ突然届いた、画像付きの‘Medousa’というメール。時を同じくして行方不明になった同じ学科の綾部麻美。その死体と思われる画像が更に送られてきたため…

１９９９年夏、ハイジャックされた民間機がイラク北部に墜落した。奇跡的に命をとりとめた少年はクルド人武装組織に救われ、兵士として育てられる。 内戦が続く２００７年のイラクを舞台に、…

私を愛してくれたのは結婚の約束をした後で背を向けた、彼だけだった。 ーーー＊＊＊－－2020年3月改稿済。内容は大きく変わっていませんがストーリーに必要のない描写や設定等を削り…