「入口」を含む小説

目当ての小説を買うことが出来て上機嫌な塩野 有翔は、駅の入口の近くで泣いている迷子の女の子を見つける。周囲の人たちが見て見ぬふりして去っていく中、有翔はその女の子に声を掛けた。…

色んな超短編百合の詰め合わせです。暗い、明るい等ごったです。基本的に続編はないです。

ゴミ箱の下に、異次元への入口が現れた。直径は２０センチ。 平凡な父親である「私」は、息子とともに、その存在を探る。 この作品が、誰かの目に留まり、少しでも心を満たしてくれれば、…

東京都小平市の北西の端っこにある駅前植物園、東京都薬用植物園。 ふつうの植物園とは違っておしゃれじゃないけど他所では見れない薬草、毒草、麻薬が育てられている、薬屋のひとりごとファ…

競輪とは『道』なり。競輪を『ギャンブル』だと言う人の95％が、競輪を『名前』でしか知らない人。朝早くから競輪場の入口に並んだり、特別競輪のときには、前泊してまで見知らぬ街には来な…

タクシー運転手は、山奥の村へ向かうという奇妙な女性を乗せる。彼女は、自らの目が左右入れ替わったことで不思議な視覚能力を得たと語り、村の恐ろしい噂を話し始める。村の祠に祀られたアマ…

連続する悪夢は、非日常への入口だった――。 祖父宅への引っ越しを機に、女子高生、胡桃は悪夢を見るようになった。 ただの夢のはず。なのに異変は、現実にも起こり始める。 途切れる記憶…

それでもさらなる高みへと

台湾版カクヨムに掲載されています。 お読みくださる皆様ありがとうございます。 オメガバースのある世界です。 石川蒼也はオメガの男子中学生、発情期はまだ来ておらず、一般ベータと同…

　シオン・ラムダは父親で現当主のラムダ伯爵に家から叩き出され、お説教に罵詈雑言を交えて怒鳴りつけられている最中に前世の記憶に目覚めた。父親の怒鳴っている内容は基本的に仰る通りとし…

　ブラック企業に２０年勤めた主人公は心の病を発症して退社し、田舎に引きこもって細々と生活していた。ある日、空に奇妙な雲のようなものが出現し、主人公の額に「一」の文字が刻まれる。 …

渋谷宇田川町の一画、路地裏の通りに５坪ほどの小さなバーを偶然見つけたフリーライターの田村淳二。バー・アンバーと入口の扉の上にレタリング文字で記されただけの、何のデコレイトもされて…

学級委員長も図書委員としての仕事も押し付けられている女子高生【霧島なつき】は、その日の放課後も図書室で一人、仕事を任されていた… 返却された本を元の場所へと戻す最中、あるはず…

〈読者への挑戦〉が差し込まれる本格ミステリです。 『運命の赤い糸』の元になったギリシア神話を推理小説仕立てにした作品。恋人の二人、アリアドネとテセウス青年が、半牛半人の怪物ミノ…

大きな大きなドア工場を舞台にしたショートショートです。

江戸の外れにして東海道の入口 品川。 そんな、風光明媚にはちと足りず 朱引きからも二、三歩転げだした辺鄙な岡場所で 今日も今日とてぼんやりと煙草をふかす男が一人。 その名は、…

キネマメモリ＋キネマの森＝キネマ森。 一回見ただけなのに、ずっと忘れられない。そんな映画ってありませんか？　ふとした瞬間に思いだす。自分の心の奥底に蓄積されていく記憶の断面。 …

まことしやかに囁かれる噂。 寂れた田舎町の路地裏迷路の何処かに、人ならざる存在達が営む喫茶店が在るという。 店の入口は心の隙間。人の弱さを喰らう店。 そこに『変態《カワリモノ》…

今から12年前、突如として世界中にダンジョンが現れた、 ダンジョンが現れるのは必ず人が密集している地域で在った、 大国は直ぐに軍をダンジョンに送り調査をさせ、 ダンジョンの中には…