「手のひら」を含む小説

ある夜、高校2年生の古市勘太郎は母から牛乳専門自販機へ行くように頼まれる。 しかし取り出し口から出てきたものは手のひらサイズのスイッチのようなものだった... 平凡な男子高校生、…

飼っていた猫が死んだ。 それは灰色に染まった十二月のことだった。 愛猫を亡くし、体調を崩して寝込む『僕』 そこへ親友の清水涼太郎が見舞いに訪れた―― これは夏のひと時へ続く、少…

過去を消した男は詐欺師として偽りを生きる。男が騙すのは時には悪人、善人。 そして国まで相手取って男の嘘で手のひらに乗せ躍らせる。 その根底にあるものはしかし、嘲りでも奢りでも強欲…

直径五センチメートルの立方体に記憶を記録する。その技術は爆発的に広まり、そして――。戦争が勃発し、それが原因で一度は滅んでしまった人類。しかし、数千年という膨大な時間を掛けて、人…

自動人形が普及した世界。 自動人形嫌いのアレックスは、自らもまた自動人形の少女【フラン】を従え旅をしていた。 失われたものを求めて彷徨い歩く、少年の足跡が雪の上に続いていく。 …

ハルティア第二章。 一章での安定が、逆転して揺らぐ世界。 シアングの死と、ルノの出生の秘密と、トアンが選ぶ世界の行方。 2006～2011年くらいまでに書いた小説です。 全８２話。

ジャンル問わず、様々な掌編小説をまとめてます

手のひらサイズの短編読み切り。時間が空いた時にでも

自身が不老不死だと知った占い師のシエラは、今度こそはと命を断とうとしていた。 しかし、そこに現れたのは少し間の抜けた錬金術師のアズウ。 アズウはシエラの生い立ちを聞いた後、「どう…

永嶺学園《ながみながくえん》に伝わる七不思議の1つにこんな話がある。"何年かに1度満月の夜に最北の教室でお願い事をすると叶う"なんていうありきたりな七不思議。嘘なのか本当なのか、…

川真田貴晴は徳島に住む高校一年生。幼馴染の典恵と紬と園芸部の活動中、トルナ星サワヒ王国からやって来たという異星人三姉妹に出会う。長女の純美子、次女の大里、三女の千花。日本人みたい…

クウはクロウ氏族の少女。 ゴート氏族に捕らえられ、今はゴートの＜瞳＞、アルバインの従者として生きている。……不本意ながら。 恋愛風味の異世界ファンタジー小説。主従。どたばた＆シリ…

　人間となんら変わりない心を持ったロボット。 彼らが犯罪に巻き込まれ利用されたとき、彼らを守るのは…。 　主人公は、15センチの小さなロボットをパートナーに、今日も手のひらサイ…