「見えないよ」を含む小説

かつては自らの〈生〉の総てを支配していたはずの、今は喪われた摂理を覓めて……。 ------ 「思い出のなかの姿というものは、一たび言葉によって定着されるや、消えてなくなるもの…

結婚に興味の無かった女の子、千恵に未来の自分が「長谷川大輝と結婚する」と伝えて去っていく。 行動が変化すれば未来は変わる。千恵は自分がどうすればいいのか悩んでしまう。

見えないことすら気づかない。 自主企画っていいですよね。面白そうなお題とかあれば教えてもらえると嬉しいです。 クロノヒョウさま主催の『第３回「２０００文字以内でお題に挑戦企画…

気がつくと記憶を失った状態で異世界の森の中にいた青年、ウルク。 何も思い出せない、ここがどこなのかも分からない。 そんな絶望の中、神と名乗る怪しい人物の声が聞こえてきて…… 精…

　海賊（義賊）の娘として生きてきたルティシア。ある日突然、両親が元々貴族だったこと、自分が貴族と婚約したことを告げられる。しかも相手はいつも笑顔で本音の見えない男で、曲がったこと…

二人の男が話している。親しい友人の様だ。人生を折り返した今、未だ見えぬお互いの人生の最期について二人は話す。

桜をテーマにした小説投稿企画に応募した作品です。なんとなく思い浮かんだ情景を短編百合にしてみました。

この村は死者の国であり、生きている人間は存在しないということらしい。そしてこの村に迷いこんだ人間は、一年以内に必ず死ぬ。そういうことなのだ。男は思った。僕はなぜ、こんなところに来…

……1/2…… ちなむとこれ、トシ電の外伝です。 今後、繋がりが見えてくるかも……？ こちらよりの本編を読んでほしい欲求……

バンディは殺人者としては異例に属する。法廷に彼が現われた時、そこで彼を初めて見た者は我が眼を疑った。 何かとんでもない間違いが起こっているのではないか。 それほどにバンディは犯罪…

私ちゃんの元気の源秋とはこのひとー！！

「私、恵一くんのことが大好きだよ、大人になったらお嫁さんにしてね……」 放課後の夕暮れに、微笑みながら彼女はそう言ってくれた。 僕、香月恵一（かつきけいいち）は幼馴染みの二宮藍…

人につき、人に見えない不可思議な存在"影絵"。 それが見える少年ヤマヤドリと、それにつかれた少女レンズ。 二人の日常には、"影絵"がつきまとっている。

夏の北海道のペンションに、ポルトガルから女が訪ねてくる。 女の目的は、スペインの侵攻からポルトガルを救うことだった。 もうすぐスペインのポルトガルへの侵攻が始まる。スペインの力…

　何本小説を書いてみても、いつまで経っても小説の書き方というのがさっぱり分かりません。 　自分なりに毎回テーマやコンセプトを定めて、様々なアプローチを試みてはいるものの「こ…

課題に行き詰まったので、散歩をするべく外へ出る。 売るためにまとめておいた本を持ちながら、ぷらぷらと歩く。 頭に浮かんできたのはくだらないこと、学校への愚痴。 見えたのは道端の吸…

なにか自分と似たものをもつ女の人と出会う。 最初、不思議な魅力と親近感を感じ僕は近づいた。 しかし、一緒にいる時間が長くなるにつれてだんだんと嫌なところが見えて来る。 嫌なところ…

「ねえ、好きなんだけど」 　朝一番、出勤して来て自分のデスクに着いて、あたしの目に最初に飛び込んで来たのはこの文字だった。 　あたしにしか見えず、あたしにしか伝える事のできない…

秋＝彼女 僕＝主人公（？）