「日常 ファンタジー」を含む小説

底辺貴族の末っ子で七歳の少年であるブリッツェンへと転生した、三十五歳で無気力なライン工。 魔術の才能がない彼には、公言するのは憚られる魔法の力があるのだが、それを隠して生きていか…

かの高名なる虫愛づる姫君は、今日も都の草むらで虫を熱心に観察していらっしゃる。「蜂飼いの大臣」の二つ名を持つ父君と、静やかな母君は、そんな虫姫を見守り慈しんできた。 だが、今ま…

僕の名前はソウヘイです。本日からこちらでお世話になります。 窓も扉も無い不思議な家に身一つで引っ越してきた。なぜここに居るのか、どうやってここに来たのか何も分からない。知ってい…

女子大生、三枝有羽は、急死した双子の兄に代わり、バンドの発表会でベースを弾く。 ところがなぜか演奏はトラブル続き。そんな時に耳の奥で聞こえた、不思議な響き。 日常を舞台に、現実と…

悪い妖精の支配する町から脱出したウィッチガールたちは新天地で新しい生活を始めている。 失った学習の機会を取り戻すために学校に通うことにしたマリア・ガーネットはその放課後にマルガ…

主人公はプチトマト。プチトマトはプチトマトなりに悩みがある。 友達が欲しかったり、プチトマトとして成功したかったり。 そんなプチトマトの日常物語。

ファンタジー世界の住人が 現代の日本に留学に来たら という短編連作です。 思いついた話をちょいちょいと不定期に書く予定です。 基本５分くらいで読めたらいいかな。

姓をもたない異邦人の青年ロトは、学術都市と呼ばれるヴェローネル市で、便利屋を営んでいる。舞いこむ依頼はどういうわけか、いらぬ騒動を引き連れてくる。そして、時には、仕事でもないのに…

冴えないサラリーマンの久住達也は、仕事で疲れたある日、子供の頃遊んでいたＲＰＧ・『ライフイズクエスト』を、約１５年ぶりにプレイする。 その晩久住は、自分が勇者となってファンタジ…

ありふれた煙草屋。 窓口に座る老婆。 そこからはじまる、日常生活の冒険。 ※この作品はブログ【泣きながら一気に書きました】にも掲載しております。 　http://tmykino…

この世界には魔法が三種類存在する。 攻撃魔法、回復魔法、支援魔法。 中でも支援魔法は、短時間の自己強化くらいしか出来ない脳筋魔法として扱われていた。 そんな世界に、王子アルト＝ス…

　貴族の一人娘であるセシリア・フォン・ベルンシュタインは、名家の後継ぎとして多忙な毎日を送っていた。 　ある時セシリアは、冒険が趣味だという同い年の男の子、ミシェル・ファーレンハ…

再開発計画が進んでいる地方都市「華南市」では、若者を中心に行方不明者が続出していた。 市内の高校に通う二階堂和哉（にかいどうかずや）は近道の為に通行止めエリアに入り、そこで見ては…

勇者の仕事――それは世界平和のために魔王を倒す旅に出ること。 そんな勇者を応援するために作られた通信魔法、勇通部（ゆーつーぶ）。 戦う可憐な勇者を支えるために、今日も投稿を続ける…

「楽な運動部に入りたい」 そんな考えは甘かった。 高校に入学した五十貝涼太は、子供の頃から写真を撮ることが好きで、幼馴染の女子と高校の写真部に入部しようと約束していた。 しかし…

溝の口の一角に存在する妖怪や幽霊のお助け事務所。 その所長である西萩と、所員船江は今日も事件を解決すべく溝の口を駆けまわっていた。 これは、そんな西萩相談事務所のなんて事ない日…

北関東の山間で、米をつくり暮らしをたててきた集落。 そこに住み、皐月を幼い頃から可愛がってくれた祖母が亡くなった。 親族として葬儀の手伝いをする皐月は、豪農として大きな屋敷を構…

【祝書籍化】2018/03/10 カドカワBOOKSより発売中です！　よろしくお願いします。 （※書籍化にともないタイトルが変更されました旧タイトル【365日の冒険者日記】） （…

私立桂樹高校に通う1年生、東雲蒼は人間と鬼の狭間にいる中途半端な存在だ。 夏休みの中盤、蒼は地元にある廃墟で鬼を名乗る少女に殺される。 殺されたことから始まる、今までになかった新…

少年は目を覚ますと記憶喪失になっていました。それだけでなくどうやら特別な体になってしまったようで…そんな彼が色々な経験をして成長するお話です。