「誰にも」を含む小説

治安が良くって、小奇麗にまとまった街。とても暮らし易そうだ。 いや冗談。嘘で塗り固めた様なハリボテの街に魅力なんてありゃしない。 それよりもっともっと、汚くって騒がしくって、朝も…

没落伯爵家に生まれ両親に捨てられたエステルは、18歳まで下働きとして花街で過ごした。 その後、再興を果たした兄に引き取られて貴族の世界に戻り、とある伯爵令息と婚約するが、『花街育…

ふと意識が醒めると、窓のない小さな部屋にいた。 自分のことさえ思い出せない中、どこか見覚えのある青年が現れる。 青年により、自身の名がシエルだということ、彼が幼馴染みのラーイであ…

　五つ巴の死闘、開戦──帝国名家秘密部隊『腿赤鵟』。その積み重ねられた武の研鑽が、黒髪に立ち塞がる。 ──────── 「斬られる前に斬れ。斬られても斬れ。手足をも…

暴力団幹部が銃殺され遺棄された翌月、隣接署の管轄内で身元不明女性の銃殺死体が発見された。 二つの事件に繋がりはあるのか？ 犯人逮捕に至らず夏から秋に季節が移ろった時、一枚のDVD…

僕らはいつでもすれ違う。 それは当たり前で誰にも気に留めないほどに。 ボクらはずっとすれ違う。 けれど、それは誰にも疑問を持たれない。 それが、　僕/ボク　らの宿命だから。

高遠氷麗（たかとうつらら）は、誰もが認める高嶺の花。憧れの人で、才媛。可憐な一輪の花だった。キミも、そんな高遠氷麗に憧れる一人。 そんな高遠氷麗に拒絶されたキミ。 そんな彼女の声…

だんだんと冷え込みが増して来た十月の夜、男は自らが犯した罪の重さに住宅街のゴミ山で意気消沈としていた。 誰とも関わりたくない、関わってはいけないと思っていた中、一人の青年と出会う…

青谷知希(あおや　ともき)は、いまはそれほど珍しくない片親家庭で育った、三兄弟の長男である。父については名前も顔も覚えていない。 十七歳のある日、突如訪れた人生の終わり。ふとし…

ひとつのストーリーを2人の視線で表現したダブル・エンディング。 一つ目のエンディング罪で、許しを請い罰を受けたのは誰だったのか。そして同じストーリーで構成された２つ目のエンディン…

都会の喧騒の中、ある少女が不思議な声を聞く。それは誰かが伝えようとする大切な言葉。 しかし、その意味を掴みきれないまま、少女は日常へと戻っていく。 時が流れ、少年は青年となり、…

人は一人では生きていけないなんて言葉は本当だろうか、嘘だろうか。 二人だったら生きていけるということだろうか。 人は未熟な状態で生まれ、助けがないと生きていけない。 時間をかけて…

一人も不死に出来ないで誰を待ってるの？ 今まで世界に居た人全て否定してるの？

ロンドンで小さなお店を家がわりにして経営している心優しい成年だが顔が蛇に似て 細く長い目もギョロっとしていて 誰からも怖がられてしまう。 毎日鏡に向かってに練習してる 笑顔も不…

２０２３年９月初旬、紙の本を自分で出せるサイトに遭遇！ 気が付けば、９月６日に登録し、９月末には最初の本を作っていた。 そして１０月。 最初の紙の本「大きな詩集」が出版できた！…

ここで負けて死ぬと言うのなら、それでも良かった。 名誉の殉死を望む者なら誰だってそうだ。幻獣／河鹿喜八もその一人だった。 2025年夏、塔の都《カグラ特別行政区》。 一年前…

中2の普通の男子。ノボル。夜中までゲーム。 そろそろ寝るか。窓に閃光。火球？ わくわくした。鼓動がなった。君は誰？・・・

久しぶりの詩みたいな？　シリーズです！ 誰かの何かに繋がりますように☆

誰にでもあること、たぶんね

―あらすじ― ASMRを聞くのも書くのも大好きな『あなた』は、自分の書いたシナリオを誰かに読んでもらってリアルASMR体験をしてみたかった。ある日、リアルASMR体験欲が限界突破…