「彼方」を含む小説

青い空はいったいなんで青いのだろうか？ 私は雲一つない青空がとても好きだった。 そしてある時考えてしまった。 いったいどこが地球の境目なのだろうか？ 青と黒の間はいったいどこなの…

『お前は何ができる？』 　男性――【沈黙】サイレンが私に問う。筆談で、だ。 『ここは戦場。役立たずを養う余裕はない』 　これほどロマンチックさを欠いた初夜もないだろう――。 　…

　笹川明（ささがわ　あきら）が大学からの帰り道を歩いていると、不思議な光が目の前に現れる。 　中から出てきたのは……。 　巻き込まれ系男性×ちょっと残念な神官戦士　でもラブコメ…

世界の片隅、誰も知らない天空に浮かぶ謎めいた古代遺跡が存在した。その地には古代文明の痕跡が随所に残り、人々の知らない技術と知識が秘められていた。その遺跡には、あるひとりの少年が住…

粟屋菜緒…中学生。つらい時期に大村先生に救われたことがきっかけで、莉亜という親友と交流するようになる。あんなに大村先生を慕っていた彼女だが、いざ大村先生に会えるとなると心は嘘をつ…

伏線を散りばめ、ラストに回収する短編（１.１００文字程）。 ☆ 男は帰宅するため、大崎駅で埼京線に乗ったはずだった。いつものように電車は夜の東京を走っていた。しかし、赤羽トン…

特に何もやりたい事が思い浮かばず、ただただぼーっとしてる時って普段気にしていない当たり前の事を考察している事ってないですか？ 大体ちょっとしたら忘れるくらいどうでもいい事なんだ…

「最初に言ったように、この学院に吸血鬼なんかいない。いや、そもそもこの学院なんか、存在しないんだ」 ある日の放課後。保健委員の用事を済ませた保健室から寮への帰路で、鵜月彼方（う…

高校2年生になった一葉彼方は、1年の時別のクラスで問題を起こしたと噂されている碧海漠と同じクラスになった。彼方には、大人しそうな碧海が問題を起こすようには見えなかった。 ある出来…

あの日の後悔を引きずったまま、大人になった少年。 永遠の彼方に消えたはずの少女。 もう一度やり直せるなら、今度はきっと間違えない。 鳥尾巻自主企画作品（終了）

「名探偵」彼方より降臨し、旧き神々を葬り、新世界を生み出した存在。神のように災害のように、世界を変容させる者。 「怪人」異形へ変じ、異能を操る存在。神に仇なす者。 これは名探偵配…

ツイッタランドで放流したままデジタルの海の彼方に見失ってしまうには少々惜しいと思い、カクヨムで公開しておくことにしました。カッチンコッチンでガッチガチに硬い小論文です。

心惹かれたものについて詠んでいきます。 本文内容、追加予定です。 ※詳しい内容は、作者近況ノート「更新のことと形式変更」をご覧ください。

題名は「レイペスト・ド・ピアータ」と読みます（※フランス語で「海賊剣士」の意）。 　もとは「道」をテーマにした短編コンテスト応募作…にして、〝エルピラ・サイクル（作品群）〟の一…

西暦三千五百四十年。 地球から遠く離れた、動物のみが暮らす「ソマリナ星」があった。 そこに、唯一の人間として生活する「ラズ」。 孤児であった彼は、猫人と呼ばれる猫の家族の元で平…

人との距離を感じる奏向、他人の言うことを聞かない遥香。ふたりがふとしたきっかけで、地球からシリウスまで家出旅を始めます。 「……ここじゃないどこかへ行きたい」 「なんだよ、それ…

テーマ「夏」参加作品です <妄想テーマ曲> イングヴェイ・マルムスティーン 「Air on the G string」 https://youtu.be/8p_3NF9_eO0

掲載中の『はいいろ短歌』からの抜粋＋新作です。 休筆状態でしたが、コンテストに参加したくて復帰しました。 ゆるゆるまた詠んでいきたい。

【Malice Stella －終末の日－】 『私はただ、誰かに必要だと言って欲しかった』 　そう願った少女の理想は、ついに叶う。 　西暦2037年10月9日正午を以て、全世…

【演劇台本】 時は大正八年、月が不気味に輝く帝都・東亰。 主人公・橘千歳は、親友・香与と共に5年前に失踪した姉・凛に思いを馳せていた。道中、香与とはぐれてしまった千歳は月に狂わ…