「夏 不思議」を含む小説

〈幻燈魚七姉妹シリーズ・由良奈〉 ──カナカナカナ。 東日本大震災から一年が経った宮城県登米市寛木町。 蝉の鳴き声が弱まりつつある夏と秋の境に親戚が住む田舎町に訪れた私は…

【まえがき的なやつ】 『カクヨムWeb小説短編賞2022』への参加作品です。 最近はちょくちょく昭和初期から中期の話を書いてます。この作品もそんな感じの話で、川が舞台で、月をちょ…

皆さんは金縛りってあったことはありますか？ 自分は、今年の夏初めて経験しました。 物書きにとって経験は武器。ネタにできるものは何でもネタにする生き物です。 というわけで、この金…

中学2年生の白井百合は特にこれといった特技もなく、いつも教室の隅で静かに本を読む日々。そんなある日、少しの興味本位で学校近くの古びた神社に足を踏み入れる。そこで出会ったのは――金…

”あいつ”は一年に一度、夏の間だけあの公園にやってくる。 蝉が騒ぎ立てる木の陰に隠れたベンチに座って。 連絡先も知らなければ、普段どこにいるのかも分からない。 それでも良い…

「とても面白い事が好きで、面白い事を願うと叶い易い」と言われている朽ち果てた神社。 そこで「誰かの願いを１つ叶える代わりに、お願いした相手が美少女に擬人化されますように」と変な祈…

高校3年生の悠、創太、和樹が所属する軽音部は、学園祭をもって廃部となる。 部室明け渡しの片付けをしようとした悠はそこで、幽霊の少女カナと出会う。 悠以外に彼女の姿は視えなかったが…

夏休みの公園。ラジオ体操を行う児童たちの傍らに、一人老人の姿があった。 最初は特に疑問に思っていなかったのだが、ある雨の日、その日もかわらず老人は同じ場所に佇んでいた。 流石に不…

「あれは…猫の神様なのか？？？」 不思議な生き物を助けた高校生の福宮光太郎。ばらばらになりかけた野球部。その部員たちと最後の夏の甲子園出場をかけた試合に挑む！

【2023年の夏】 高校2年生にる橘葉日子（パピコ）は、左半身麻痺で入院していた。 　そこに突然あらわれた雑巾男グリースに、自分の国を救ってほしいとお願いされてしまう。 　その国…

夫に先立たれ、田舎で1人暮らしていた老婆。ある夏の日、家の畑に宇宙船が墜落する。出てきた宇宙人は、まさかの柴犬。宇宙が好きな老婆は、そんな彼との共同生活を受け入れる。

　科学技術が発達した現代においても魔導は廃れてなかった。魔導は、魔法とも呼ばれ、その存在自体は認識されている。 　そんな魔導を扱える者、いわゆる魔導師たちは、その他大勢の一般人に…

　堤防の縁に少女が腰掛けていたので、声をかけてみた。すると彼女は、不思議そうな表情で私に応えた。 （「小説家になろう」「エブリスタ」「Prologue」でも掲載しています）

　夜道で出会った不思議な少女。私に向かって「またお会いしましたね」と言うけれど、彼女と私は初対面のはず。 　さらに話をしてみると……。 （「小説家になろう」「エブリスタ」「Pr…

「道は知らないけど、琵琶の音が聴こえるから」 　琵琶の音に導かれて都を目指す少女、沙楽(さら)。道中、髑髏を介して話す亡霊、遼水(とおみ)と不思議な出会いを果たした彼女は、とあ…

▼ 動画公開中（キャラクターデザインあり） https://www.youtube.com/watch?v=U89jOGzZyW0 　透き通るような水色の夏空、火花のように煌め…

原作：ねこらぢお『以心伝心―俺と私の不思議な関係』 "周囲には決して理解されない不思議な関係。赤の他人のはずなのに、兄弟よりも深い関係。君は俺で、貴方は私。一つの魂がたまたま二…

多分大学生の主人公には好きな人がいるが、それは同性だが、そういうのは関係ないので今日も一緒に居る、夏

幼い頃から人ではない者たちが見える青年祥太郎とその弟の拓人が移り住むことになった広島の片田舎で不思議なモノや出来事に遭遇したり撃退する話。

　ある夏の暑い日。図書館の一角で涼んでいると見知らぬ女子生徒に叱られた。それが俺の物語の始まりだった。 　まだその時は僕より後ろに沢山の人がいた。でも走り始めた人が何人かいるか…