「他サイトでも投稿」を含む小説

人間の国が滅びさり、大陸全土を魔王が支配する世界。 風雲急を告げる時代の中、帝都の貧民街に生きる魔法嫌いな銀髪美少女の魔女カレリアと、彼女と生きる孤児ゼッタ少年は、何でも屋の仲間…

女子生徒の提案でクラス全員に配られる事になったバレンタインのチョコレート。 だけど僕が受け取ったのは誰よりも小さなモノだった。

僕はついさっきまで死にたいと思いながら川面を見つめていたはずだった。 だけど今、僕は学校へと向かっている。 純粋な殺意だけを抱きながら。

実体を失くして魂だけになってしまった、ぬいぐるみの『ぴっちぃ』。 ママの魂を救うため、仲間と共に起ち上がり、旅立つ。行く先を示してくれるのは、ジュピ田さんにもらった不思議な地図。…

兄に思いをよせる先輩、先輩を意識している兄。 そんな兄を追いたてる妹と振り回される兄の日常風景。 兄・妹両方の視点で描きます。

神様からチート能力を授かった上で異世界から転生し、世界を乱す魔王を倒すと意気込んでいた少年。 ところが、田舎から出てきた彼は、既に魔王が『勇者』によって倒されていた事を知ってしま…

カノンが目を覚ますと、そこは人類が滅亡した世界だった。一人生き残った世界に絶望しても、お腹は空く。それに気が付いたカノンはこのまま死んだように生きていつの間にか死ぬのはやめよう、…

この音が聞こえるようになったのは今年の4月。 去年一年ずっと死ぬ気で勉強を頑張って、自分の実力より少し上の進学校へ入学した。 新学期に入ってすぐに聞こえ出したこの謎の音。 『ぽん…

北の帝国の海岸に打ち上げられた少女は、一人生き残った亡国の王女であった。 帝国の皇族でありながら自由気ままに生きる皇子の胸には、旅先で見かけた、南の大国に捕われ寂しげに佇む少女…

寒い冬の日。どうしてもコロッケが食べたいという思いから外出の準備を始める。

そろそろ気になるあの店だ。 小さく可愛くデザインされた店構え。 女の子受けしそうな雰囲気の店。 スーツ姿のアラフォー男が気軽に入れる感じじゃない。 他サイト投稿分転載（過去作）

　私は関西の訛りが苦手。 　独特のリズムに攻撃的な言葉を載せてマシンガンの様に喋るお笑い番組は私にとって恐怖の対象であり忌避するべきモノだった。 　丸山課長が苦手な理由はソレ。 …

『そろそろ首と胴体を切り離すか』 　それが私が聞いた最後の言葉になる。 　そう思いながら意識を閉ざした。

　付き合って四年。この秋にプロポーズされた。 　もちろん嬉しくて泣きそうになりながら、はい。よろしくお願いします。 　なんて簡単にOKしてしまっていた。 　「はぁあああ・・・」…

某アニメのラストシーンから発想した話です。 やっぱり最近のカクヨムで活動するなら、恋愛モノは押さえとかなくちゃね！ ハッピーエンド確約します！ カクヨムWeb小説短編賞2020に…

　頭がスッキリしない。 　朝からずっとボンヤリとした感じ。 　「おはよう宮内君、今日もボーッとしてるね！」 　そう言いながら、俺の肩にカバンをぶつける。 　畑中だ。

　プシューという音と共に列車の扉が開く。 　いつも通りに彼女が乗り込んでくる。 　ーー今日も元気そうだ。 　それだけを確認したら私はいつも通りに読みかけの本に視線を戻す。はずだ…

　2月14日。バレンタイン。 　けれど、私はソレを受け入れられない。 　古くからの友人や街行く知らない人達までも全てがバレンタインで浮かれて見えて腹が立つ。 　ーーなんでこんな…

時は江戸。そこには、優しさを取り柄とした上重十一郎という一人の男がいた。 最期には、一人の女子を庇い一生を終える。 刀を持ち、今までの技術と経験で異世界で更なる成長はあるのだろう…

　貴族令嬢のエリーゼは祖母の出身国の伝統であるベールを四六時中かぶっている変わり者である。と言うのが一般的な評価だ。だが実際は、その程度の変わり者ではない。ベールで顔が見えないの…