「見えないよ」を含む小説

帰途を急いでいたサラリーマン沢田は近道しようと夜の公園を横切る。するとリーゼントに赤いスカジャンという70年代スタイルの若者が「自分の代わりに丁半博打をやってっくれ」と沢田に頼み…

　藤園晴人は無実の罪で捕まって妻と職を失い、幼馴染の山名陽を頼って台湾へやってきた。ひょんなきっかけから、晴人は死んだ女性と結婚する事になった。台湾には死んだ女性と生きている男性…

家の中で、なぜか僕だけが風当たり強いと思っていたら…… 母と思っていた人は実は継母で、その尻に敷かれている実父。 そんな有る時、有る条件が重なったタイミングで現れるという異世界。…

憧れの小説家「望月かおる」のアシスタントを3ヶ月やる事になった主婦の葉月今日子(29)は夫に愛されない事で自信を失っていた。望月に振り回されながらも、今日子は自信を取り戻していき…

「あの世が見える棺に入って、見えたものを教えてください」 　その仕事を境に、探偵・丹村乗は奇怪な出来事に襲われる。依頼人の失踪、記憶の食い違い、連続する悪夢、自らを蝕む狂気。 　…

私の腕にある傷跡は誰にも分からない傷だ。 知っているのは自分と主治医だけ...誰かに話して解決していたら、こんな傷跡は増えなかった。でも、ある日学校に転校生が来た。彼のおかげで無…

　ある日、五人の男女の自宅に封筒が届く。中には他人に見られてはいけない写真とともに「お前は人殺しだ」と書かれた便箋が同封されていた。やがて五人にパーティーの招待状が届き、生まれ育…

ある日、親友の好きな人が教室で誰かに告白しているところを見てしまい…。日々を平穏に過ごしたいと思っている私を襲う数々の出来事。はたしてそれは神様のいたずらか。

きっと大規模な地震だろう。こんなことなら、あてもなく家電量販店をうろうろするのではなく、さっさと家路に着けばよかった。おかげで、今にも瓦礫に圧し潰されそうだ。

　突然の体質変化で、霊が見え、会話ができる体質になったブラコン気味の主人公。面倒事は嫌いなのに、次々と獲得してしまう新体質に振り回されて、死にそうな目にも逢うことになる。 　短編…

額に罪科の証である刺青を持つ孤児のハオは、他の人には見えない黒い靄「ユーレイ」が見える。 そんなハオが出会ったのは、ある日村を訪れた二人組。教皇庁から派遣されてきた審問官である、…

幼なじみであるアイといつも一緒にいた。楽しい時間。ささやかだけど、心躍る毎日。平凡な日常はどこまでも続いていくような気がしていた。でも、それは違った。あの日。抜けるような空に見え…

明治時代。 人里離れた山奥に、とある華族一家の屋敷があった。 山の麓にある村の住人たちはこんな噂をする。 『あの屋敷には透明人間が住んでいる』 そんな屋敷の主が死亡したのは…

「他人を不快にさせないためには、どうすればいいのかな？」 「簡単なことでしょ。――会う必要って、あるの？」――『シェアハウス～見えない地雷原～』より 　他、短編／これがウィン×…

　僕、冬崎善治（ふゆさきよしはる）には最近気になっている女の子がいる。 　春山うらら。彼女とはつい昨日何度目かのデートを済ませて、順調な進展を見せていたところだった。 　そんな冬…

原稿用紙一枚程度のインスタントフィクションです。万博先生に憧れて書いてみました。 軽く読めるので是非。16時の世界は、皆さんにはどのように見えますか

安穏とした、けれど終わりの見えない病院生活を続けていたぼくに、ある日、"死神"を名乗る少女が訪れる。 彼女が突きつけてきた現実は遠くない未来の"死"であり、同時に「一つだけ願いを…

２０２０年１１月公開した物語の再掲載。 ２０２０年『5分で読書・想いが通じる5分前』のレギュレーションで書いた物語を、一部改稿して再掲載させていただきました。

　大好きだったものも受けつけなくなっていく。 　命の期限が、はっきり見えた瞬間だった。 　クロノヒョウさんの自主企画、第28回「2000文字以内でお題に挑戦！」企画参加作です…

平穏を愛する高校生の『僕』――貴村リビトは死体が転がる路地裏で『頭のオカシイ殺人鬼』四方霧ざくりと出会う。 「ジンローって……人狼？」 　奇しくも半年前、リビトが通う高校では凄惨…