「もう、」を含む小説

一度好きと言って失敗したら、諦めなければならないの？

　門宮茉莉は綾南高校に通う二年生。吸血鬼による怪事件が起こり続ける日常の中、彼女の目の前に突然一人の男子生徒が現れた。多彩性豊かに輝く青い瞳を持つ彼の名は神宮寺静藍。病弱で一見ひ…

商店街の隅にある、桐谷郵便局。その郵便局では、通常業務の裏でもう一つの仕事を承っていた。それは、客が過去に、誰かに伝えたかった言葉を届けるというものである。 　そんな桐谷郵便局に…

主人公は息子がメガネに興味を持ち、取ろうとするのに困っていた。あるきっかけで・・・・。

村上健太は穏やかな笑顔と柔らかな表情が特徴の青年だ。そんな彼は会社で損な役回りをさせられる。残業で遅くなった健太は、オヤジ狩りを目撃してしまい、暴行を受ける。彼のメガネが外れた時…

気が付けば私は異世界にいた。しかも夢魔とかいう魔物になっていた。 人だった時とは反対に、絶えず眠気に襲われ、このままでは日常生活もままならない……のだけれど、正直眠すぎるのでもう…

高校卒業間近の「私」と別れることが確定している恋人との最後の三日間、「私」は何ができただろうか。 ※一部自殺などを美化したとみられるような表現が出てきますが、自殺を推奨したもの…

もうひとつの真なる世界、ここは無限の異世界と繋がる場所 多種多様な人々、神さえも共に暮らせる場所 そんな真世界（ワールド）で聖河・ラムルはひとりの少女と出逢う。 それは大いなる神…

超一般人のアラサー女性。声可愛くない。ゲーム基本下手。PCも詳しくない。 そんな私がVtuberになんて…なれるんですか！？ 色んな偶然積み重なって手に入れた「もう一人の私」。 …

２０XX 年、銀河規模にまでその版図を拡大させた人類。 だがいくら技術が進化しようと人の心は進化しなかった。唯一の統一政府である銀河共栄連合は凶悪犯罪の増加に伴う治安悪化に対応す…

婚約者と従妹に危うく殺されかけたミュリエールは、それがきっかけで自身の正体と前世を思い出した。 前世は日本人であるが、その正体は様々な世界で色々な人生を生きる習慣のある美と創造の…

　俺は、めがねを泉に落とした。 　そうしたら、泉の女神が現れた。 　こんなのもう確定演出だろう。 　この時、もはや俺は勝利を確信していた――勝利以外、見えなかった。 　それが…

外国へ行くように、申請すれば誰もが異世界に行けるようになった近未来。 ハーフエルフのカタリナは、日本に憧れ、霞ヶ関にある「転生・転移管理事務所」に就職した。 仕事を覚えながら、…

　魔法少女候補を探していたトリは、偶然出会った少女にステッキを奪われる。彼女が勝手に変身した事によって、トリはその少女、魔法少女りりすのサポートマスコットになった。 　りりす達が…

―深い深い森の中にいた。 そよそよとした風が吹き、碧い葉が揺れている。 小鳥は楽しそうに空を飛び、地面は苔や新芽で覆われている。日差しは木々に遮られとても気持ちいい。 そんな森に…

　大学生のリンはトラックにひかれたはずが、目覚めると異世界にいた。もふもふの獣人に助けられ、目の前をフワフワ浮かぶ半透明のイケメンは自分のことを麒麟だという。リンの魂は本当は麒麟…

今回も先週のように木曜日が締切だと予想していたので、本当にキビしかったです。 もう一編なんか書いて、それで２週間以内に１万字（でしたっけ？）のほうにも挑戦しようかと思っていたん…

――部屋に帰って来ない恋人を待つのは、もう疲れた。 私はトランクに荷物を詰め込み、駅へと向かう。 古びた駅の待合室。ベンチの上に、眼鏡がぽつんと置かれていた。 誰かの忘れ物だろう…

　ある冬半ばに私はニ種類の蝶を見た。一つは赤の蝶。激しく情熱的に舞いながらも、どこか可愛げがあった。もう一つは青い蝶。高貴で優雅に舞い、仄かに甘美な香りを漂わせていた。これらに出…

「とん太」は翔太の中学時代のあだ名。今はもう、そう呼ぶ人はいない。だけど、夜道でいきなり「とん太」と呼ばれた。その人は……。