「掌」を含む小説

思い出せない小包の宛名について考えます。 少女たちの見解はとても悲しい話であるということです。

某ワーキンググループの掌編イベント向けに習作として書いた作品を纏めました。 毎回テーマやお題が提示されてそれに合わせて書いた作品達です。 一編800字または3000字です。 全…

閉鎖的な村の中で祀られている「白い玉」様をめぐる、五百年の宿業の物語。 八咫(やあた)の村では村人達により、持ち回りで白い玉様への参拝が定められていたが、参拝方法には細かな手順と…

思いのままに。

基本的に一話完結、2000文字以下のショートショート集ですので、どこからでもサクッと読めます。 ＊他サイトとの重複投稿です（他サイトでは別名義ですが、同一作者です）。 ――2…

次期家元に選ばれたのは……？

全３話。 十八という季節がどれ程に輝いていたのかなんて、誰もが掌から、指の間から零れてしまってから、気が付くのに違いない。

Romancer他で発表した掌編集『珍味佳肴』パイロット版収録の １ツイート程度の超掌編。 初出はnote（2014 or 2015年）→退会済。

風観雪伎(かざみそそぎ)は登校に使う神社の参道で、衣傘飾(いがさかざり)と名乗る少女に遭遇する。衣傘は掌で口を覆って欠伸を一つし、風観を見て妖しく笑った──それも、大鳥居の笠木に…

一人称視点の掌編集です。数年前に別サイトに投稿した短編小説(現在は非公開)を一部編集したものを含みます。

奇妙な味ばかりあつめた掌編集です。ゆっくりしていってください。

忌わく憑きシリーズに登場する人物達の日々や気持ち、少し不思議なものや出来事にまつわる、ホラーや物語には少し足りないエフェメラ(印刷物や栞などの紙もの)めいた小さな場面達を集めてみ…

「不純文学（斜線堂有紀先生）」のオマージュというには、ちょっと下手な掌編集です。不定期更新。

ピエロが死んだ。 世田谷の広い公園の雑木林の中ほどの、公衆便所の用具室に押し込められ・・・。 こちらも、覚醒剤の過剰摂取だった。 「心当たりがあります」 と、孤島の捜査で知り合っ…

霊専門の事務所を開いている磨猿脳巳 ある日夫婦に首吊り死体の霊を見たと依頼を受ける。 そこで脳巳は大学の後輩である『猿谷言気』と『猿飼瞳』そして事務所の部下『猿川掌』を連れて、霊…

「「そう！　俺達！」」 「「デ悪ビ魔ル絶ハ対ン殺タすー」」 「マン！」 「合わせろって言ってんだろ！！」 主要キャラクターの概要・設定 カルト 赤髪の長身の男性 主に…

原稿用紙6枚分で描く掌編集の第3弾です。 ※第三話は改稿のうえ連作集「西遊神怪録異聞」に組み込まれました。現在anon pressにて読めます（有料）。

お題・ワンライなどで書いた、特にファンタジー要素のない一作完結（或いは一話で独立している）掌編が増えていく掌編集です。

視界が赤色に染まる 滴る液体の音だけが鼓膜を震わせた 血溜まりの中に膝をつき 横たわる彼女の頬に触れる 自慢の妻だった 握りしめた薔薇の棘が掌に刺さり 血が滲み滴り落ちた