「戦記だけど戦記じゃない」を含む小説

この物語は、ある悲劇である。 いや、喜劇といっても過言ではないだろう。 戦いの運命に翻弄された者達を笑う喜劇。 自らの命を賭け、戦って、闘って、戦い抜いて。 その先に何があるの…

眼鏡っ娘が第１次大戦で暴れるだけの話。本来は魔改造プラモ特撮写真のためのものですが、写真なしで読めるように改稿してあります。ところでこれは「歴史」ジャンルでいいのか。 気が向いた…

裏切者「魏延」 三国志演技において彼はそう呼ばれる。 しかし、正史三国志を記した陳寿は彼をこう評した。 「魏延の真意を察するに、 　北の魏へ向かわず、南へ帰ったのは、 　単…

ロージャ王国の辺境の小城トヴェリは、勇猛な騎馬の民ジャライルに包囲され落城の危機を迎えていた。罪人から兵士に引き上げられた少年ユーリーは城主ミハイルに命じられ、ジャライルに勝利す…

ぱんはかぱーん！ ようこそ！ いらっしゃい。 この物語は人間が上位の存在に、愛玩動物のように可愛がられたり、家畜のように飼育、労働させたりたり、奴隷のようになぶられられの末、廃…

第二次世界大戦をモデルに、架空の国家「王国」と「帝国」の戦争を書きます。ある夜、突然帝国軍の侵攻が始まり、王国は窮地に立たされます。そんな中、唯一残された王国軍の最新空母「ノーザ…

配られたカードで勝負しないといけない時がある。 それがハイカードであった時でも……。 戦争ではそんなことはザラにある。 会議室に籠りっぱなしの馬鹿の命令を聞かされた時 前線で物資…

　火薬と鉄が台頭し、魔法と剣は影を薄くしつつある。しかし何千年も洗練され続けた魔法使いと戦士階級は火薬に圧倒されるほど柔ではない。 　銃剣と魔法が共に前線に立つ時代。 　冒険者ギ…

「風羽矢は、俺が殺すーーーそうすることで、俺はあいつを許してやれる」 　双子のように育った少年達の運命は、世にも美しい白鹿に出会って動き始めるーーー 　孤児の稚武（わかたけ）…

時は月暦1907年、絶対王政が根強く残るエールス地方では、各国が郊外周辺に沸く魔獣との戦いに追われていた。そんな中、主人公クロノは旅に出ることを決意。そして、一国の王女、エルアは…

体組織の全てを『繊維』で構成された知的生命体、『糸人』 彼らを捕食し生き永らえる『虫喰い』 永遠に続いた両者の争いに終末を齎す、『炎人』 悪魔、人間、動物、彼等の紡ぐ一つの物語 …

剣の国は、危機となれば老いも若いも、男も女もみな剣を取るというお国柄。 そんな国の王女グレイスはそこの女性をすべて束ねたかのような気の強さの誇りを持っていました。 王女としての役…

佐倉真由が就職した会社「トータスセキュリティ」。表向きは女性向け防犯グッズの販売会社。しかしその実体は、ただ一つの銭湯を守るための戦闘部隊であった。なぜ銭湯を守るのか？　銭湯で何…

2195年、人類は巨大機械兵器“H・M・W”によって総人口2億にまで減少した。そんな中、人類は北アメリカ大陸で西のリベルタ、東のエスペランザに分かれいまだ争っていた。リベルタは、…

グレゴリオ暦1740年、神聖帝国の皇帝オットーが崩御した。それを引き継ぐことになったのは皇太子フランツであったが、彼も父帝と同じ病に倒れこの世を去ってしまった。彼以外に男系男子が…

世界崩壊「ラグナロク」より、千年の時が過ぎ、 世界は企業が統治するようになっていた。 それらは企業国家と呼ばれ、東西に別れたユーラシア、アフリカを筆頭に、世界各所を席巻していた。…

僕の名前は、石峻。家族に裏切られ、祖国に切り捨てられ、不運にも名前をも捨てた悲劇の士大夫である。 今の仮名は単石。 何の因果か、特技は軍師である。 なりたかったわけじゃない。 …

13.《グレン大尉》と言う人物がいた。 出身地:不明 学歴:不明 両親:不明 …と謎多き人物であった。 私からすれば彼は、まごうこと無き『英雄』であったが… 周囲からすれば警戒…

女神を信仰する勇者、《聖女》エリザベスによって魔王は討伐された。 　さらにその後、彼女の華々しい活躍により人々に仇なす魔物や魔族が排斥され、世界は平和になると思われた……。 　し…

その時代は紛争、内乱、戦争が当たり前のようにあるものだった。古代から伝わる神の恩恵が時代の移り変わりと共に科学的魔法と呼ばれ親しまれる頃、世界はそれを人の争いの武器として使い始め…