「推理」を含む小説

大学進学してから20年ぶりに地元である京都に戻ってきた高橋誠。高校生のころに通った坂・老ノ坂を歩いていると、幼馴染だった佐藤愛と遭遇する。桜の咲き誇る老ノ坂で、二人は卒業式の夜に…

平凡な少女、終 姫乃は或る日異世界へと飛ばされてしまう。 其処で聴く音楽は初めて聴いたはずのメロディーなのに不思議な事に初めて聴いた音楽ではなかった。 そしてこの世界を脱出するに…

　古い怨念の息づく島で、大富豪の遺産相続人が発表される。莫大な富を継承するはずの相続人は、けれど五人の娘の誰かだとしか解からない。『四人はフェイク』 　富豪の残した遺言状には、相…

混沌シリーズ第２弾。 平成２４年７月８日。横浜の港でジョニー・アンダーソンと合流した愛澤春樹は、偶然立ち寄ったサービスエリアで通り魔事件に遭遇した。そんな彼らに電話がかかる。その…

人里離れた別荘に避暑にやってきていた太朗は、恋愛のもつれから彼女を殺してしまう。だが翌日、散歩から帰ってきた太朗は、違う形で彼女の「死体」を目撃する。一体太朗の外出中に何があった…

平安の土佐を舞台に繰り広げられる、邪神と陰陽師たちの闘い。 その裏側で起こる密室殺「神」の顛末とは……。 歴史の裏側を舞台とした、ある十人の男たちの物語。

上司を殺してしまった部下。限られた時間は6時間。彼の行う隠ぺい工作とは？

「笹塚島事件同窓会」を一旦取り下げ、代わりにこちらの短編を投下しておきました。 ピクシブで開催されたコンテストに出した『フェイク』という作品の、スピンオフ短編です。本編『フェ…

見えることは果たして不幸なのか？　そうではないと思える話 フィクションとノンフィクションは五分五分でお送りします。

　暁夜鳥は霊を視る事が出来る高校生。 　『虚有』と呼ばれる異能を持つ死者が引き起こす事件は、どれも奇々怪々なものだ。 　『存在しない筈の存在』であるそれは現行世界の理から外れ、理…

　金融会社専務が誘拐され、同社の社長に身代金を用意することと、金の受け渡し役の指名がされた。 　犯人の脅迫状通りに身代金を運んだ社長だったが、身代金を置いた場所は、犯人指定の公園…

群馬県高崎市の芸能プロダクションで、社長の刺殺体が発見された。 現場ビルの防犯カメラに映っていた映像と、周辺市民の証言から、当該プロダクション所属のモデル、三枝恵美が容疑者として…

　恋愛作家安堂理真（あんどうりま）は、先輩作家の代理として、軽井沢にある人気占い師の別荘を訪れる。 　そこには占い師のファンクラブ会員数名にテレビ番組「守護精霊の寝室」のプロデュ…

　真夏のある日、新潟県阿賀町国道の隅で人間の生首が発見された。連日の猛暑の中放置されていたためか首は腐乱しきっており、さらに野犬に食いちぎられたと思われる傷跡も散見された。すぐに…

　建設会社会長のひとり娘が、死体の臓物を漁っているというおぞましい姿を目撃される。取り押さえられた少女は黙して何も語らない。死体の腹を裂いた理由も、臓物を漁っていた理由も、何もか…

抗えない運命。推理形式で書いています。答えも読んでみてください。

　外洋からの来訪者をきっかけに、大和の国は開国を余儀なくされる。政治体制が幕府から政府に移ってから、すでに三十年以上の時が過ぎていた。 　列強ひしめく世界の中で国を維持していか…

どうやら探偵の家に何者かが忍び込んだらしい。 一体、誰がそこにいたか。そこで何が起こっていたのか。 この物語の真実は読者が推理してみてください。

〔人物〕 大和田　一也（ｵｵﾜﾀﾞ　ｶｽﾞﾔ） 『さて、私の可愛いお嬢さん。彼の身体的特徴、すなわち見ることでしかわからない特徴を、私に教えてくれるかな？』 長い金髪をゆった…

新興宗教『緑石の会』教祖である前園英二の父・裕貴が翡翠の短剣で刺殺された。被害者は肺ガンに冒され、余命残り一ヶ月と宣告されていた。手を下さずとも一ヶ月待てば死ぬと分かっている老人…