「短編 百合」を含む小説

朝霧くらげ。 高校1年生。 彼女は他の、大多数の、一般の、普通の、大勢の、大方の。 人とは違う感性と、考えと、行動力を持っている。 ルームメイトの稲岡もえぎは、そんなくらげの「言…

――秋。高校二年生の真央はクラスメイトの和のことが気になっていた。 容姿も所作も美しいけれど、畏まった印象は抱かせない。和は不思議な魅力をもつ少女だった。 ある時、真央は和と話す…

現代日本は危機に瀕している。 高校生から若者世代を中心として異世界への人材流出が頻発し、ただでさえ年々減り続けている若年層の人口減少に歯止めがかからないからだ。 こちらから異世界…

これは一人の少女と一人の女性による、ささやかな出会いと淡い恋の物語。 ※こちらは五月雨葉月/姫宮煌輝様（@samidare_hazuki）主催の百合アンソロジー【Innoce…

＊2019年発行の同人誌『春の夜のステラビナリア』収録

お互いが必要な話

適当に百合の短編を放り込んでいる。

宙に飛び込んだ少女のはなし

短編です。改稿などの事情で連載形式になります。 本文で名言がないためにわかりづらいですが、舞台ははWWⅠ後の大正期、女学校全盛期のお話です。 少女同士の友愛話ですが、百合がそもそ…

ふわふわとした掌編や短編たちを不定期に放り込んでいきます。 それぞれが独立したお話になっています。 愛とか恋とか情とかが好きです。

　突如観測された、ヒトが本になってしまう『本化現象』。初観測からわずか半年で多くの人々は本となり、世界は緩やかな終末を迎える。残された人々は自衛隊の指示の下いくつもの共同体を形成…

恋をしたい少女の話

百合もどきのお話です。 超絶美少女が書きたかった。

「ちーちゃん……、一緒に、どこか遠くにいこ」 「うん……いいよ」 　手に初乗り切符だけ持って、二人で電車に飛び乗った。 　行くあてなんて、何もなかった。 　そうしてたどり着い…

拗らせ系百合です。よろしくお願いします。

山鳥紗菜は雪が降り続ける街で、雪になって消えていく和菜の姿を呆然と見つめていた。和菜だった雪は、綺麗に並べられたレンガ調のタイルを濡らしていく。残された紗菜の瞳には、一人の女性が…

――濡れた髪が足に絡みついていては、わたしは先に進めない。 けれども、いったいだれの髪なのか。 だれとも仲良くしてこなかった女子高生と、クラスの人気者の話。 （ウォンマガ夏…

世界が終わる前夜のあれこれです。短編3つ。最後の晩餐と生い立ち語りと銀行強盗。最初のは微妙に百合かもしれません。

いつきちゃんはね あたしのお人形さんだから あたしがたくさんお世話してあげないといけないの ――――――― スマホで読まれる方は画面右上「ビューワー設定→文字サイズ小」にするか…