「消えた!!」を含む小説

消えてしまったタッくん。善良な《聖人》そのものだったタッくんの部屋に来て、私は様々なことを思い出す。タッくんの様々な《聖人エピソード》を通じて、現代人の心の在り方を探っていく短編…

【完結済・一部改稿】結婚を考えていた彼氏との別れ話の途中、事故をきっかけに過去へとタイムリープしてしまった主人公。そこで再会したのは、叶うことがなかった初恋の人。 　もう一度人生…

宇宙で星屑を集めている清掃員のスイープ。 天の川の清掃中に半分透けた子供に出会う。そのままではすぐに消えてしまう『儚いもの』だと気づいたスイープは流れ星にお願いしたいというその子…

『うたかた』とは水面に浮かぶ泡のことで、 はかなく消えやすいもののたとえです。はかなく消えるものに美を見いだし、「もののあわれ」を良しとする日本人特有の言葉です。川の流れに浮かぶ…

はずれ。「俺」の人生は全部外れだった。貧乏な家庭、うつ病の母、毎日のようにいじめてくるクラスメイト、間違った体。 虚しかった。苦しかった。消えたかった。 　 もう、嫌だ。

ある学者の“仮説”により、世界は消えた。 たった一人の学者の仮説により、世界が消えるなど一体だれが想像できただろうか……。 世界的パンデミック、未知のウイルス、それらは複雑に絡み…

聖女の交代などをきっかけに、しょう女と共に暮らすことにした、いっぱん人こと『彼』。新聖女の如く麗しく清らかなしょう女に、彼は基本優しく時におぞましい自身の秘密を少しずつ打ち明ける…

　むかし、ひとりのお姫さまがひとりの男に恋をしました。ですが男は魔女によって黒猫の姿に変えられてしまいました。 　お姫さまは恋人をもとの姿に戻す魔法を探しました。長い年月をかけて…

愛野雫は泣いていた。 さよならが出来ない彼女はただ泣いて、そしてだから、さよならは永遠の彼方へ消えていく。 ※当作品は、ミステリー風な構成におなっておりますが、一部ノック…

再テストさえ合格すれば終われる補習で、荒牧は最後の一人まで残っていた。ようやく帰ろうとした渡り廊下、ふと学校に響く“夏休みの音”へ耳を傾ける。 ──ペタリ、ペタリ。そこに迷い込ん…

村人が突然消えてしまった大陸北端の極寒の地に突如として現れた2人の戦士。黒いスーツという軽装ながら、体内を流れる黒炎の魔力により驚異的な戦闘力を誇る伝説の「黒衣」の戦士であった。…

高校二年生の藤原ゆず香は、家庭の問題を抱え心安らげる場所がなく 「自分なんて消えてしまえばいい」と思って生きていた。 ある日、髭もじゃなシンガーソングライターのソーダと出会う。 …

日本の海沿いでは人魚との交流が盛んにおこなわれていた。 「王子様って、本当にいるのかな……」 言葉が零れるたびに、泡がポコポコと音を立てては消えていった。 人魚のサクラは、自分だ…

自身の記憶を抽出し、他者に与えることができる黛志と、1日経つと記憶が消えてしまう結衣。ある日、記憶に関する特異体質を持つ2人が運命的な出会いを果たす。2人は何を選択し、どう変わっ…

ぐるぐる回る『輪』から抜け出す事を願う２組の男女をめぐる物語。 少年は古書店主のお姉さんを救う事が出来るだろうか？ かつて『消えた』幼馴染の少女を救う事が出来るだろうか？ 古書店…

公式のレビューをいただきまして、特集に載せていただきました！ 「救われるだけのシンデレラじゃない！　運命を自ら最高にする結婚小説」４選 https://kakuyomu.jp/…

この男子学校には、たった二つの校則がある。 一つは制服の着用。 もう一つは恋愛禁止。 違反した者は、然るべき処分を下される。 夏休みが終わり、いつもの二学期が始まるかと思われた…

「この写真見て」と開かれたアルバム。問題の1枚は、人間1人分がぽっかりと消えたような空間がある、奇妙な写真であった。 思い出せない記憶と忘れられない思い出。たったひとつを守るた…

「海を描いて欲しい。妻が消えていった海を」。 スランプによって絵を描くことを諦めた羽美が新しく住み始めたアパートには、一つ不思議な条件があった。それは格安で部屋を貸す代わりに一つ…