「使えない」を含む小説

どこにでもいる普通の高校生、曽根川ひかるは朝目覚めると真っ白な部屋にいた。 現れた「院長」と名乗る男は、衝撃の事実を語った。 なんとひかるは寝ている間に悪の宇宙人によって…

　ニール＝レプリカ・オブライエンは一つだけしか超能力を使えない。サイコキネシス――常人には見えざる〈腕〉。 　超能力が生活に組み込まれるようになった時代、政府は彼の〈腕〉に目をつ…

とある研究者が開発した『ソナルキア・システム』により、日本中の人々は毎晩同じ世界の夢を見る。『ソナルキア』と呼ばれるその世界はモンスターがいたり、魔法が使えたり、様々な制度の国が…

高校一年の捧 薙阿津。彼が飛ばされた異世界は先に召喚された日本人達の手によりすでに近代化した世界だった。 だがその世界では魔力で強化できる刀剣類が重宝され銃火器は不遇な扱いを受…

老いによる魔力の劣化を嘆き、禁術により己が身をリッチーへと昇華した魔法使いシオン。 しかし、禁術に不具合が生じて魔封の呪いに掛かり魔法が使えなくなってしまった。 魔封の呪いを解く…

　物理学界で高温超伝導フィーバーが起きる少し前の1982年、同人誌〈星群〉46号（1982年4月発行）に掲載されたショートショート。 　きっかけは、E・M・サビツキー&B・C・ク…

チート級の能力の覚醒と引き換えに、永遠に異世界を渡り歩く運命を背負う者たちがいる。彼らはフェバルと呼ばれた。 十六歳の誕生日。家族も友達もなく一人で毎日を暮らしていた星海　ユウは…

　現代に遺された最後の神秘――呪術が存在する世界。それはどうあっても、誰かを傷つける以外には使えない力だ。 　鴻上永代は、呪術の街《六路木》に住まう高校生。同時にプロの呪術師でも…

【あらすじ】 　死を忘れた魔女と死を知らない少年の物語。 　ある夏の夜。立川アユムは、廃墟の屋上で好きな同級生に告白しようか悩んでいた。そんな彼の元に、空から銀髪の魔女が振ってく…

「ねえ、ちゃんと風呂入っている？」 小学生の遼は友達の勇太にそう訊かれたが、やましいことなど何もない。 姉と弟が一緒に風呂にはいるのは、別に普通のことだ。 「いつも姉ちゃんと…

　2013年——会社設立13年目の年にわたしたちは長い間、構えてきた事務所の移転を決めました。新たな物件の条件はただひとつ。店舗物件であること。イメージは古びたスナックや呑み屋の…

　世界には二種類の人間がいる。 　魔法を使える人間、もしくは魔法を使えない人間のどちらかだ。 　当然のことながら、その両者は対立した。 　それぞれがそれぞれのための国を作り、戦…

剣に魔法に召喚術。王都に冒険ギルドに奴隷市場。他聞に漏れず、どうやら俺は転生ものの主人公になったらしい。身体能力は並。魔法にいたっては魔力が少なすぎて使えない。じゃあ何なら使える…

昔、考えたことはないだろうか あんなヒーローになれたなら あんな人になれたなら あんなヒロインになれたなら あんな魔法が使えたら それらが使えたらあなたは今を犠牲にしても使い…

元農家の俺！ タイムスリップ！ そしてそこは第二次世界大戦中の日本！ ではなく、ソ連はスターリングラード！ 言葉は分からんわ、武器は使えないわ、もう無茶苦茶な俺。 襲いか…

僕の日常は雑音だらけ。 不要なノイズを遮断した世界はどんな風になるのだろう－－ インディーズ音楽を漁るのが趣味の高校生・門脇鈴太（れいた）は 貯金をはたいて念願の高級ヘッドホン…

誰にも知られず、ただ欲を満たすために発明を続ける男。 自らのことを『博士』と呼び、新たな発明品を生むたびに友人たちを呼び出していた。 発想の掃き溜め。考えたものの使うに使えない…

魔法は異端である、そんな言葉が限られた人物しか使えない神秘を持つ人や生き物たちを嫉妬と恐れが後押しした。排斥と迫害が始まり、魔女狩りと言う異端狩りが激化する。そして魔法使いたちと…

エネルギー問題に世界が悩めるなか、人類は新たなエネルギーを取り出す術に成功した。それは、魔法とでも言うべき方法だった。人類は【鍵】を使って自然からエネルギーを取り出すことに成功し…