「短編もの ライトノベル」を含む小説

　僕と先輩の二人しか部員のいないパズル研究部。先輩はそこの部長であり、容姿端麗、成績優秀、運動神経抜群と文句の付け所の無い完璧超人だ。そんな憧れの先輩に、僕はとっておきのパズルで…

「くっ、殺せ……！」 　戦闘能力は申し分ないのにどこか抜けたところのある新米女騎士テトラは、ある日モンスターの罠に嵌まって死を覚悟する。 　そこから、頼れる仲間たちのおかげで窮地…

若くしてイラストレーターとして活躍する国崎英一と、妹の佳南との何気ない一日です。

僕を遮るように、彼女は扉の前で立ち塞がっていた。その表情はやけに嬉しそうだ。僕は平静を装った顔で彼女を見つめていたが、彼女の次の言葉ですぐにパニックになった。 　彼女は面白そう…

昂人と沙希は逃げていた。 遠くへ。ただ遠くへ。 昂人と沙希は願っていた。 一緒に。ただ一緒にいたいのだと。 けどそれを〈世界法則〉は許さない。 人ならざる昂人は、自らの意思で…

鹿野さんは、素っ気ない。 クラスのみんなが挨拶しても「おー」くらいにしか反応しないし、 親友の真由佳ちゃんに対してですら「はよー」と「お」を省略するくらいの素っ気なさである。…

とある喫茶店でのんびりとお茶をする男女—―黒井俊(くろいしゅん)と澤城聖子(さわしろきよこ)。付き合って半年の二人なのだが、俊はあることに気づいた。それは、デートの時に聖子は必ず…

　※注　某名作ラノベの題名っぽい名前にしてますが、関係はまったくございませんｗ 　気がつけば、長編・中編・短編含め、カクヨムにもけっこうな量の作品をUPしております。 　故に作…

安楽死ではなく楽死。その異常さに気付いたとき。 私は折れた。心と精神、そして体が同時に折れた。

FPSゲーマーで、引き籠りの斎藤栄華。彼はある日、命の次に大切な(ゲーム)スマホを盗まれてしまう。盗人を追って異世界へ。 そこは、自分がよくプレイしていたFPSゲームが遊べる世界…

人の言葉を理解して、良く喋る犬、 （と言っても人間には「わん」としか聞こえない） は、飼い主に捨てられた。 　何が悪かったのか？ 全く解らなかった。 　人間なんか信用でき…

お姉ちゃんの友達と付き合いたい、けどお姉ちゃんがいない中学生のお話

「カネ」 俺は流れ星にそう願った結果、小さな悪魔と契約することとなった。 悪魔はこう言った。 「富を得る条件。それは、あなたがウソをつくこと。それだけです」 あなたの願いが…

実際の恋はラブコメのように甘くない。 甘いラブコメの裏にはこんな出来事がある。 作者の実体験を元に執筆された短編恋愛小説。 今だから書こうと思った、悲しき作者の恋物語。

友人に頼まれた俺は、エアガン片手に魔女狩りへと繰り出した。 エアガンと魔女をテーマに、普段考えすぎな作者がノリで書いてみました。

深夜の自宅、ソファーでくつろぐ一人の青年。 そこに妹の文月が知らせてくれた話は、切羽詰まった様子ながらも何か致命的な部分が歪んでいた。 家の内側に漠然と発生した仮定の侵入者、…

柏木さんは肩に届かないくらいまで黒髪を伸ばした女の子だ。ぼくと同じ小学校4年生。基本的に無表情で、時折見せるむっと突き出す口のせいで怒っているように見えるため、近づきがたくもある…

　態度の悪さで敵を作る探偵と、そこに乗り込んだ助手志望の男。 分かり合えない二人の行き着く果ては？ 【登場人物】 探偵…態度の悪さ故無駄に敵が多い。助手の害意にはすぐ気付き、ス…