「人の心とは」を含む小説

古(いにしえ)の時代(とき)より伝わる言葉がある。 妖(あやかし)とは人の心に宿りし闇。 悪しき心に侵され闇に堕ちし者、怪物となりて夜な夜な人々を襲うなり。 人々に申し伝わる噂…

『迷宮病』 自らの心に生まれた『迷宮』に吸い込まれ、この世界から消えてしまう病気。 田舎町『藍世町』で兄とともに穏やかながらも豊かな日々をすごす少女、『鏡峰マオカ』は親友が『迷宮…

白い霧に包まれた美しい街。この美しい街で産まれた凛々子と翔馬。だが二人を待っていたものは、ただ美しいだけの世界ではなかった。

令和６年１月２１日（日）の新春けもケット１０にて頒布した漫画の原作小説になります。

「意味を考えながら、あなた感覚で、読んでみてほしい！」 情報は、それだけ！

「メヘルブ」と呼ばれる辺境の麓街。 そこは政治も戦争もない平穏な世界で、住まう誰もが神に感謝し、安寧の祈りを捧げることを習慣としていた。 その街の教会で司教が亡くなった。 新たな…

今日この日、私はこの国の王太子妃になった。他国から嫁いできた私は歓迎されず、けれどそんなものだと分かっていたから、特に何も期待せず粛々と公務を全うするだけだ、そう思っていたのに。…

　小学校卒業間近の少年「金守真士」は部屋の整理の途中で小学四年の頃に書いた日記を見つける。夏休みの宿題のそれを捲ると八月三十一日のページで手を止め少年は日記を読んで当時を思い出す…

ねぇ、知ってる？空の色が青いのは、王様が間違って青いペンキを溢したからなんだって」 　かつて人間の心は、色が宿っていた。 　その心の色を塗り替えることで、人の心を変えるペイン…

イヤな人とはかかわりたくない。イヤな目にはあいたくない。でも毎日イヤな事ばかり。こいつ死ねよと思う人ばかり。心の中で悪態ついて何とか過ごしてます、ってお話。

私は、あまりしゃべらないから。どれもが秘密と云えるだろう。はて、そうか。互いに、知られたくない、知られたい、秘密とは、いったい何であるだろう。

　高校二年生の女子〝鏑木　心音（かぶらぎ　ここね）〟は、誰にも言えない『秘密』を持っていた。 　それは、周囲の人間の「心の声」が、勝手に聴こえてきてしまうこと。 　うんざりし、登…

　彼にとって、高校生活というのには憧れがあった。高校生になればキラキラとした毎日が送れると、そう思っていた。 　だが、この世界はそう簡単に行くものではない。理想を掲げるのは自由だ…

カクヨム短編小説２回目お題「危機一髪」参加作品。 とある雨の日、踏切内ですれ違った男は傘もささず、ずぶ濡れで――？（※ホラー注意）

人が概念的な存在だとわかったのはここ数十年のことだ。 心のありようで人はその姿かたちを変えてしまう。 人であるためには人の心、自分であるためには自分の心を持たなければならない。 …

魔法使いは魔力の源であるせっけんを握って生まれてくる。ウィロウ・ウロロは、せっけんを握って生まれてきた。 不思議な旅人の女性、キュス・スルベスに使い方を教えられたウィロウは、人を…

１００００PV超え感謝。1000ハート、100コメント超えありがとうございます。 ただいま全３章 第１章は出会いと第１話の出来事発言が注目部分となります。 第２章は心の動き…

心を見抜く店主が営む薬屋フォストメリオン 緑に囲まれた小さな店は訪れた人の心を癒す場所。 祈りを込めて処方します。 あなたは何を願いますか？

◆あらすじ◆ この世界は、糸で創れる。現実世界を忘れるほどの、美しい世界。 糸の世界に生きる少年タクトは、世界を創る“編み人”として、出会いや別れ、恋を経て人の心の在り処を求めて…

人の心の壊し方。