「いわく」を含む小説

博物館には色々な役目があります。展示品の観覧、収蔵品の調査や記録、そして保管。後の世代に残す為、大切に保管している品々には表に出せない“いわくつき”の物も・・・。

響谷　真円(ひびきや　まどか)……高校一年の女子。色々あって、生まれつき体が丸い。その事で母親とたびたび喧嘩になっている。母親に言い負かされるとすぐに「どうやって生んだんだよ！」…

　惑星アールヴヘイムンにもハレムがある。 　しかし、ハレムとは名ばかり、正式なハレムではない。 　なぜならば、ヴィーナスさんに暗殺団を送り、許されたのに十年もたつと、ネットワ…

2020.11.18　完結！（シリーズ化未定のため「完結」扱い） ＜あらすじ＞ 四都暦一九四一年、四月。帝都・蟲皇の軍隊――八色蟲隊の入隊式。 その入隊式に、親友と共に新米衛…

いわくありげな離島・轟島の無人灯台の点検補修に来た主人公の身の回りに起こる不可解な怪異。クゥトルフ風味を採り入れた不気味な短編です。

カクヨムの「５分で読書」短編小説コンテスト出品作品です。 お化けの見える少年は、ある日クラスメートのケンちゃんに「いわくつきの洋館」を探検しようと半ば強引に誘われます。 その寂…

わがまま可愛い姫君が、いつもの通り難題を突きつけました。いわく、「世界で一番美しいものをもってまいれ」さあ、どうなってしまうのでしょう？

時は明治。 東京の学生である秦瑞希は、ある中国人少女に助けられたことをきっかけに留学生たちの革命騒動に巻き込まれてしまう。 祖国と女性の解放をめざす留学生たちと、異国の事情を通…

　「あ、間違えた」「……え」　私、久我璃桜（くが　りおん）は神様の手違いで異世界に行くことに。神様いわく、元の世界に戻すまで時間がかかるみたいで。　え？　いつ帰せるか、わからない…

「ねえ知ってる？　あの通学路で告白するとね……」 教室でひそやかにささやかれる恋の噂話。 ――いわく、とある路地で後ろから声をかけて、振り返らせないままに愛の言葉を伝え終えると想…

　それは、街中から峠をひとつ越えた先の山あいの集落にある。国道沿いにある道の駅から道を挟んで反対側に入った集落の中。 　――猫屋敷古物商店。それは、いつ営業しているかも分からな…

とある料理店のメニューに並ぶのは、いわくありげな料理名ばかり。 それぞれの料理に物語があり、そこから生まれるエモ（感情）がある。 味が感情に宿るのか、感情に味が宿るのか。 グルメ…

なぜか永遠に振られ続ける大学二年生、三上勇輝は漆黒の翼を持ち純白のワンピースを着る堕天使、ミリーと出会う。ミリーいわく、彼の中には家出した妹、シャミが住み着いているそうで…

　魔王の討伐を命じられて旅立ったはずの勇者は、なぜか、当の宿敵と友好を深めて帰ってきた。 　いわく 「甘味好きに悪い奴はいないからな！」 「こんっっっの、おバカ勇者！！」 　あま…

不幸な事故で命を落とした、扇 勇治は魔王として生まれ変わる。 　神様いわく神様のミスで不幸にし過ぎてしまっていたらしく魔王に生まれ変わるのもその一端とのこと。 　生まれ変…

　さらわれた王女の奪還に三人の勇者が魔王殿に到着した。 　同時刻、王女は魔王を階段から突き落とした。 　目を覚ました魔王は言った。 「ここはどこ？　君は誰？　僕は……誰？」 　息…

地図にない島、ヤンデレ島……。かつて女性受刑者を収容していた土地は、女子少年院としてリニューアルされ、こじらせた少女たちの巣窟となっていた。新しい院長として白羽の矢が立てられたの…

名探偵いるところに事件あり。 旅館を切り盛りしている女将に届いたのは名探偵の情報。 この旅館に泊まるとなったら死人が出るぞ！？ ↓前回の投稿↓ 『黙っていれば永遠に天才』 …

十四の誕生日を目前にした春の祝祭の夜、まじないの才を持つ少女・キイラの村は異教徒らによる襲撃を受ける。天涯孤独となったキイラを保護したのは、異教徒討伐の命を受けた〈二軍〉の魔術師…

「それでは謹んで、お預かりいたします」 　さつきの幼馴染・航夜（こうや）の家は代々、所有者や周囲の人間に怪異や災いをもたらす「忌み物」をあずかって供養する「あずかり処（どころ）…