「短編 幻想」を含む小説

睡眠を制御できない病気は聞いたことがあるが、だからといって毎回夢を見るものだろうか？ それも、これほど狂気的なやつを？ そう思った男は、しかし何を思ったか、占い師を頼った。

「トウロウコガニっていうんだ」 堀越は出し抜けに現れ、夜の浜辺を歩き、そうつぶやいた。 確かなおぼろさを帯びたその声を、私は今でも忘れられない。

生きていかなきゃいけないのだ。 生きて、生きて、生きなきゃいけないのだ。

私は、病気で人生に幕を引こうとしている。 その直前に思い出す。 幼い頃、空飛ぶ列車に乗ったこと。 あの、不思議な車掌のこと。 これは、少女と夏の夜の幻想譚。

【キャラクター設定】 黒坂颯太　13歳の中学1年生 両親の離婚で少しだけダウナーな日々を送り、お母さんを困らせれるような言動が増えている難しい年ごろ ただし年相応の少年らしさも…

寄り親のアイゼンエルツ公爵家から狩りと舞踏会の招待状がくる。エルーシアは婚約者とその夜の夜会に行くが、婚約者には恋人がいて。 他サイトにも投稿しています。

時の流れの中で、何気ない日常の中で、忘れかけている思い出。心の奥底に潜む、かけがえのない想いを掘り起こす、不思議な喫茶店の物語。喫茶店で出会った奇跡が、あなたの運命を変えていく。…

夢の内容を小説風にした短編集（夢日記）です。面白い夢、不思議な夢を見たときに描こうと思います。もともとは見た夢がベースなので、変な終わり方をすることもあります。 基本は一話完結に…

永遠の黄昏が鎮座する、深い深い森の中。 ぽつり、と佇むお店がひとつ。 そこはどんなものでも調理する摩訶不思議な幻想料理店。 花冠をつけた猫の被り物のオーナー。 大きな薔薇の頭を…

同人誌「水棲の光」より ※エブリスタ重複投稿 「極夜」全文 夜だけになった世界でチンチラの死体をかかえ歩く物語 「水棲の光」一部 生まれつき「僕」の妹の左足の裏にはうろこのよう…

同人誌「水中庭園」より。全文または一部 ※エブリスタ重複投稿 「天体創造奇譚」 出会うひとびとのからだを切りひらき、えぐりだした星を空へ打ち上げる 「箱庭大系」 物語と化す鏡…

人間は基本出ないファンタジー短編です。一話ごとに視点は違うかもしれません。

桜病。そう呼ばれる奇病が流行っている世界。誰もが桜を恐れていた。 あるところに桜だけが植わっている変わった森がある。少年は桜病になった姉を助ける為にそこを訪れるが。 これは桜の木…

ある日、上野あかりは青空に浮かぶ月に目をとられ、階段から転がり落ちてしまう。上野は目を覚ますと、摩訶不思議な生き物たちがいる幻想的な世界にいた。 見たこともない巨大生物を目にし…

わたしの消しゴムは、不思議な消しゴム。 わたしの左手は消えてしまった。 でも、わたしの一番消したいものは消してくれない。 それはわたしの、嫌な記憶。 わたしの、嫌な、思い出。 …

ねえさん。

昔むかし、とある海辺の町の大晦日。余四郎と寅吉は、明王様の祠を見張る「供物番」に選ばれた。二人は自分の居場所を見つけられずにいる半端者同士。町へ越してきて二年目の余四郎は、林の奥…

本作はもともと、「ブッコロー」の二次創作として、「有隣堂しか知らない世界」のコンテストに応募したのですが、よく考えると二次創作としてのレギュレーションを満たしてない気がするので、…

妄想のまま、書き綴ってみました。 お口にあえばさいわいです。 *　*　* 本作はもともと、「ブッコロー」の二次創作として、「有隣堂しか知らない世界」のコンテストに応募したのです…

「R.B.ブッコローの二次創作コンテスト」結果発表ページで、「最終選考会で議論されていた作品」として挙げていただきました。 https://kakuyomu.jp/info/e…