「語ります」を含む小説

六条御息所を主人公にした『源氏物語』の二次小説です。日本文学の名作中の名作を題材にするなど、我ながら恥知らずだと思いますが、彼女と『風とともに去りぬ』の主人公スカーレット・オハラ…

あるいはラマルク的存在としてのドラゴン=龍。 人間の進歩が道具とともにあるのなら、龍の進歩は自己変化とともにあるのかもしれない。 命からがら荒野を歩いていた僕は稜線の向こうに白く…

　世界中を旅していた少年は、暴漢に襲われたとある少女と出会う。 　己の信条から少女を助けた少年であったが、街へ向かう道中で少女の正体に気が付く。 　それは過去に壊滅した種族。 …

冒険者という職でありながら「危ない橋は近寄らない！」がスタンス。 一山当てたい！冒険者とは真逆の人たち。 ややメタな語りでサクッと読める、スナックファンタジー。

わりと便乗企画！ 今から聞いても恥ずかしくないプロペラ戦闘機の歴史を語ります。 みんなで楽しく学んでいければと思います。 でも、筆者はそんなにマニアじゃないです。 詳しい人からの…

＿＿＿＿それは遥か、昔々のとある出会いのお伽噺。 ＿＿＿それは誰かが語った騎士と魔女の語り話。 ＿＿＿＿＿それは嘘か真の与太話。 ＿＿これは世に生きる…

当時、中学生で参加した自分が、20年後にアニメの専門学校で 教師になり後世へ新世紀宣言を継ぐ語り部に。 近年、富野監督や今西隆志監督に当時の真実を伺える事が出来たのは 貴重な体験…

前世は、公爵令嬢で断罪されたあとに処刑されたが、 今世は、公爵令息になっていた。 気がつけば、知り合い全員が性別が逆転していた。 前世などの記憶がある私にとって、この異様さはな…

【詩】掌編「亡国の宝珠」に登場する守護者、レブナントを詠んだ詩になります。 レブナントが仕えるセヴェル国主、共に戦う人猫族のジュビア、最後に敵である異種族の王（小説には出てきませ…

【冤罪探偵】 「首切り死体を見れば入れ替わりを疑えなんて格言がありますけど、まず疑うべきは犯人の良識ですよね」 　数多くの殺人に立ち会い、人殺しと呼ばれる「僕」はそんな前置きを…

古都葉伊都は、転生者である。転生する前の名は、忘れた。 神の御許にて修業を重ね続けた彼女は人間に転生を果たしたのだが、そこでも修業を続けていた。 当人はそれで良いと思っていたし、…

　ここ、私立剣橋大学にはちょっと変わったサークルがある。 　その名も――ミステリーサークルという。 　この物語は名取湊とその仲間達が、この世に蔓延るミステリーにどっぷり浸かった…

【予告編】 「聞きたいか？」 「『語りたい』の間違いじゃないのか」 「身も蓋もないな。風情って言葉、知ってるか？」 「あれは滲み出るものだ。あからさまにひけらかすもんじゃない」 …

地球のヒトを嫌う、月の兎。 彼らは地球を視ることができません。何故なら掟であるためです。 人類にどれだけの悪行を重ねられたら、月の裏側にまで隠れ住むのでしょうか。 今回の語り部…

小学校六年生と四年生のクラスで、読み語りボランティアに参加します。 日記風に、その経緯も含めて、楽しかったこと、気が付いたことなどを綴りたいと思います。 本を選ぶのは、読み語りボ…

大学１年の夏、彼女の部屋で僕は一冊の本を見つけました。 「これ借りていい？」 「いいけど、ゆう君がそんな本に興味を示すなんて意外」 「いっぺんやってみたかったんだよね、タロット占…

この世界に魅力があるとすれば、 月よりも美しい愛がある 汚れなき物語を私は作らない なぜなら、それは美しいだけで語りきれない物があるから、 汚れた愛の物語りもまた一つ 美しい月と…

エッセー集です。凡そ人間の認識し得る全てを対象に、力を抜きつつ力の及ぶ限り語り続けます。【現実的なものは全て合理的であり、合理的なものは全て現実的である】意味深で魅了される言葉の…

平成の３０年間について２人の男が語り尽くす。一見、極論に思えていいところを突いている男の平成論とは？

【掌編】「私と妻の関係は、ちょっとだけ人と違っていました――」 その人はそう、語り始めました。