「怪異」を含む小説

　日本各地で突如増えたパワースポット。それによって齎される望まぬ力。 　令和三年の二月六日の土曜日。同じ日であるが我々の世界とは全く違う過去を過ごし異なる今日を迎える日本で起きる…

僕の通う学校には『七不思議』なるものがある。 昔、小学校にあった様な、そんな簡単で単純なものではなく……分からない者には永遠に分からなく、分かる者にしか分からない。 そんな『七…

ケンちゃんが、異形の者になって帰ってきた。

一世一代の計画を立てた男は渋谷へと赴いた。 そこで偶然にも稲荷原流香と出会ってしまう。 そして、直感がその計画を止めるように囁くのだが……。

異名を持つ三人の若い侍　幽之介、悪之介、闇之介。 彼らを家に用心棒でと誘った馬喰の親方、その女房深雪、その娘白雪。

これはわたしの兄の身に起きた実話です。 当時、兄は小学三年生でした。 家から塾へ行く途中に昼間でも暗いので暗闇坂と呼ばれる長い坂がありました。 家からは上りで帰りは下りです。 …

走る怪異が現れた街で起こった騒動の話。 KAC20212　お題「走る」用短編

月刊怪奇ファイルと言うマイナーオカルト誌の記者、宮本とアシスタントの神谷が取材に行った先での怪奇現象に巻き込まれていく。今回は山の怪異三編と題し、＃１『変わり・まじわり』＃２『呼…

集めた実話を脚色したものです（半実話）

理から外れた現象、存在、『怪異』と呼ばれるそれらが日常に同居している世界。ある日の夜、地方都市『渚市』で怪異狩を営む紅葉の前に特級怪異『蕨平諏訪守綱善』が出現する。『白峰の霊鏡』…

とある事情で不死の怪異となり人間との距離を置こうとする主人公、不死川神《ふしかわじん》。 彼の元にひょんなことから再び現れる女子高生、そして不死川の元カノである月詠雪乃《つくよ…

普通は幸せの象徴だ。 高校生の岩森伊織は、父の頼みにより夏休みの間叔父の家に行くこととなる。 山深くにある叔父の家の片づけを手伝いに行くのだ。 迎えてくれた叔父は五十を超えてい…

「あやかし」と呼ばれる怪異が集まる町・鵺栖町に留学してきた幻は、あやかしに殺されバラバラになった祖母の遺体を集めている。 神社の息子・社や仲間達と共にあやかしに対峙するたび、変わ…

　怪異が蔓延る街でゴシックな死神と銀狐の少女を中心に展開する、現代怪異ファンタジー。 　女子高生「佐久野天奈」はその日、親友と休日のショッピングを満喫していた。 　しかし突如と…

　時代は平成から令和へと移り変わる時。 　日本には未だに妖怪や幽霊の仕業によって命を落とす者も存在していた。そんな害悪を長年祓い続けている一族がいた。それが天皇であった。天皇は三…

基本どの話からでも読める怪異譚です 都市伝説になりたい人間、都市伝説になりつつある人間 そしてすでに都市伝説である人間の三人が織り成す怪異奇譚

青森県のとある島で起こる謎の事件。消えた死体に発狂して行く人間。 などとカッコつけてますがあくまで日本版クトゥルフ神話の試作品です。あまり期待しないでください。

ここは死後の世界。死んだ者が集う世界。 だが、死後の世界は楽園では無かった。謎の敵性存在≪怪異≫がいるからだ。 死者を執拗に狙う怪異に対し、死者達は団結し、一つの国家を建国した。…

県で”忌み地”とされる地域での怪異譚…

村に伝わる『カンザシメ』と呼ばれる怪異の正体とは？ 「第一回川辺の創作怪談会」参加作品です。