「お前もかい」を含む小説

名家の跡取りとして高校に通う大上大地（おおがみだいち）。彼には、使用人として仕えてくれる後輩、冴木紗倉（さえきさくら）という幼馴染がいた。 大地には学生生活を送る中で一つの悩…

　勇者ヴァンと魔王インガードの戦いは『人大陸』でも万国共通の歴史として刻まれるモノとなった。 　しかし、後世に伝わった物語とは少々異なる解釈があった事は当事者にしかわからない。 …

異世界転生した主人公。新たな人生はドラゴンだ！ と卵のまま意気込んでいたが、そこをとある料理人に拾われてしまう。 そして希少食材として料理されてしまった、ＥＮＤ。 ……って、終…

「意味わからん」 「ですよね」 「どういうことやねん」 「ですよね」 「エセ関西弁出ちゃうぐらい腹が立つのだけど」 「ですよね」 「で？」 「で？」 「お前は何時まで破壊尽くされ…

『公式自主企画「ご当地怪談」大募集！！ ～日本全国を舞台に怪談話を創作しよう～ 』によせて書きました。山梨県は出身地です。

千葉の北西部にある某市に茨城との県境と繋がる国道がある。その国道を走ったことのあるトラック運転手の友人から聞いた話だ。私の地元がそこの近くだったので、酒の席でそういえばお前の実家…

ある日、ダンジョン攻略者に蹴られていたうさぎの魔物を拾ったシンは、謎の声に導かれ、魔物を育てることを決意する。 レベルを上げ進化した魔物は冒険者たちを一掃してしまう。 もう誰にも…

「わたし、メリー。今あなたの後ろにいるの」 深夜、オフィスで残業をしていた男の後ろに少女の怪異が現れる。 しかし彼女はその逸話とは反対に、電話の度に離れていく。 「お前、どこに向…

何か可愛らしい獣人と、商人の俺が２人でポツンと死んでいたので、とりあえず商売でも始めようかと思う。そんな話。

「さあ、ポインセチア。 　いつものように、お前の大好きな昔話をしてあげよう。 　赤い満月の夜に行われる、魔法師のための祭典。 　そのはじまりの物語を」　 　赤い月が笑う夜。 　…

彼女が聖剣になったんじゃない。お前たちが彼女を聖剣にしたんだ。（※重複投稿しています）

「お前はほんっとなんもできないな！」 　少年の頃、ノエルには歳の近い幼馴染、ルシェがいた。 　ルシェは昔から周りのみんなと感性が違ったり、少し掴みどころがない性格のせいで友達が…

「全ての絶望が、お前の希望を打ち砕く」 その男の身の内に潜む物は、やがて心を闇で埋め尽くす... 全てを蝕む混沌に為す術なく、抗う事さえ許されない... 残されたひとつの希…

　ヒーローの家系に生まれた松本ヒロシは、異世界から突如として現れた怪人『フラワー』を倒すべくK市へとやって来た。まだ16歳という年齢の彼は、表向きは田舎から出てきた高校生として生…

お前が自分を負け犬だと認めない限りお前は負け犬じゃない。 お前を負け犬に貶められる者はお前だけだ。 人に合わせたり空気を読んだりすることは勿論大切だ。 それでもお前をお前たらし…

由緒正しき化け猫一族の娘である葵は調伏師の名家、冷泉家へと嫁ぐことになる。夫となるのは寡黙で無愛想な冷泉洸哉。息の詰まる猫質生活の始まりに絶望する葵は得意の変化術で三毛猫となって…

とある大国の、出来の悪い王子様の元へ「鞭打ち少年」が連れて来られた。 「鞭打ち少年」とは、王子がミスや悪さをした時、代わりに体罰を受ける少年で、将来の騎士団長候補だ。 友達なん…

「なぁカイン、お前が囮になれよ」 王都を拠点にしているSランクパーティ［龍を追う剣］がドラゴンと戦闘をしている最中、【武闘王】のスキルを持つジルベルトがそんな事を言ってきた。…

高知県、足摺岬へ訪れた男。目的は……帰省あるいは心の安寧を得るためであった。あいつの遺言を叶えてやれば枕を高くして寝られるだろうと。 人との関係では騙されたヤツが負けで……弱者…