「終わりじゃん」を含む小説

黒いうさぎは草原では目立ってしまうため、一匹で暗い森に住んでいました。 いつもひとりのこどくなうさぎは、たまに森のそばを馬でかけていくきしにあこがれていました。 常に逃げて隠れる…

　西暦が終わりを告げてから数万年。 　地球は、魔法や魔獣に彩られた、かつての人類の言う『異世界』へと姿を変えていた。 　そんな地球に栄える国の一つ、ランドハウゼン皇国に、大い…

　三ない運動———そんな馬鹿げた運動が終わりを告げ、国ではバイクブームの真っ只中。　 　十六歳で大型免許も取れるように戻り、レースも各地で開催されるようになった。 　 　だが、…

夜を扱う魔術師は、ただの人間が長命で強大な力を持つ魔女に寄り添うことの意味を知る。 その人間はこれまで魔女の時波（うんめい）に鮮烈な物語を刻んできたはずだ。そしてこれからも刻み尽…

◇ある日、私の恋人が蘇った。理由は分からない。夏休みのある日、ただ突然に理由もなく目の前に現れた。 これは福音なのか、それとも怨念か。 私達はこの夏休みで、その謎を紐解いていく。

昭和二十年、夏。長崎の高等女学校の少女二人は、エス（少女同士の疑似恋愛）の関係にあった。戦争の終わりは近づいていたが、それを知らぬ少女らは、運命の八月九日を迎える……。「小説家に…

『競作：虫取りするガキをニコニコしながら眺めるお姉さんの謎』参加作品。頑張って書いてはみた。そこら辺のガキに目ぇつけるお姉さんが普通なわけないし、目ぇつけられる方も普通なわけない…

【第31回電撃大賞　電撃小説大賞　短編部門応募中】 ※以下、結末までを含んだあらすじです。 魔王を討伐した勇者ジゼル、二十八歳。 今後の身の振り方を考えていたとき、幼なじみで辺…

激動の昭和時代の夏。戦争も終わり、時代は変わっていく。 双子の妹である私の家は、昔から医者のフリをして、毒で暗殺業を営んできた。 そして、今猛毒の薬の作り方を書いている資料を、私…

仕事終わりの帰り道。 毎日必ず通る坂道で、何かが上から転がってきた。

大学生の俺は友人たちと旅行で四国一周の旅に出かけた。 香川から始まった旅も徳島でラスト。 平和に終わりそうな旅だったけれど、友人がとある寺に興味を示し――。

かつて世界には沢山の人が住んでいて、技術を磨いて病気や災害を克服し、摩天楼が至る所に築かれ、空や海にも人の手は及んで、夜でも大地は明るく輝き、栄華を極め―――そして大きな戦争が起…

　魔女の弟子として、私は賢者の卵と教えられ師匠の世話に、魔法の勉強に明け暮れます。 　いつか、魔法で独り立ちする日を夢見て。 　そんな下積み生活は15歳の成人の儀で、思いもよらぬ…

私が創造したセカイはあと三十分で天寿を全うする。 だから、私はこのセカイに降り立ち、終わりゆくセカイを眺めているのだ。 そして、想像する。セカイがどのように輝き──どのよう…

滋賀県民の俺は、免許をとった記念に、琵琶湖一周ドライブへと出かける。 さすがは日本一の湖、琵琶湖。時間はかかったが、そんな旅路ももうすぐ終わり、 そう思っていたその時、車の前に…

「あなたは、わたしと友達になるんです」 そうして俺は不登校中の級友・結夢と出会った。 夏休みの間、彼女の家で一緒に遊んで過ごし…金を受け取る関係。 この残念美少女から俺は『友達…

以前、近況ノートのみに発表していた短編を加筆・修正しました。

2年後に小惑星が地球に衝突すると言う。そんな未来に現実味が湧かない主人公は、いつもと変わらぬ日常を送るが、それとは関係無く、周囲はどんどん変化していく。 この作品はPixiv、…

戦争の時代、双子のノアとセラは容姿に恵まれ、才能に満ち溢れていながら、復讐のため戦争に生きる。双子の死神と呼ばれ、数多くの功績を残すも、戦争が終わり彼らに残されたものは離別と後悔…

・あらすじ 昔から存在する怪談話　誰かが創った都市伝説 黄泉坂町では何時からかそう言ったものが人知れず実体化し、どこかで誰かを襲うようになった。 過去に他人の腕を折ってしまい、そ…