「初恋かも」を含む小説

入学した高校で、初恋の人と再会した。 小学校の時、突然転校して居なくなってしまった彼女。 だけど。 彼女は僕の事を覚えていなかった････ ※『G’sこえけん』「君にささやくヒ…

小学一年生の春、彼がうちにやって来た。 ブロンズの瞳にふわふわの白い毛。 今思えばあれは私の妄想だったのかもしれない。だけど彼は本当に、私にとってヒーローだった。

王太子ハーゲン・アーレントはプラチナブロンドの髪にサファイアブルーの瞳の美男子。 彼は学問も剣術も右に出るものがいないほど優秀だった。 ハーゲンには国一番の美人で完璧な淑女と評判…

本城 茜音(ほんじょう あかね)の 禁断の初恋と別れ。 山崎 楓斗(やまざき ふうと)の 淡く叶うことのない初恋と血縁。 そして、紺野 桜空(こんの さくら)と 里中 逸樹(…

こんなに泥沼で、ずっと好きで、愛せたのは君が初めてで、 これをきっと初恋と呼ぶのだと私は思う。

4月最初の日曜日。その日は桜が満開で、すでに花吹雪となっていた。花曇りだが気温は5月上旬の陽気。お花見ができる最後の休日だった。夫と私は3歳になった娘のかおりを連れて龍神池に桜を…

猫になった少女と、三十を過ぎた独り身の女性。 梅雨――それは、二人の短い同居生活の始まりを告げる、雨の音だった。

「好きな人？　ううん。特に、いないかなぁ」 わたし——野々宮雪帆は、今日も友だちにウソをつく。 わたしの好きな人は、お姉ちゃんの恋人だから。 わたしの願いは、ただ一つ。 わたし…

小学校から中学校に上がる時、「先輩」という存在が怖かった。 そんな私が中学に入って最初に話した先輩は、私の初恋の人になった。 ｢憧れ｣と｢好き｣の違いが分からなかった私に、誰かを…

今日は午前中で下校になった。私は先生に頼まれたことがあり、みんなより1時間遅くなった。ああ、おなかがへった。帰りにコンビニでおにぎりでも買って帰ろう。

龍神池の周囲、堤の遊歩道に沿って植えられた数十本のソメイヨシノ。その桜の花が満開を少し過ぎて、風が吹くたびに花吹雪となって散っていた。

「ちょっと、好きって言ってみて」 親友の莉央（りお）から、突然そうお願いされた夕陽（ゆうひ）。 華の女子高生生活がなんの恋愛事変も起こさず終了しかけているのが耐えられないのだ…

美しい髪しか好きになれないという、特殊な嗜好を持つ僕。 誰にも秘密で密かに探し求めていたら、ついに現れたんだ――理想の髪の持ち主が。 けれどその彼女、高尾舞から意外な提案をされ…

【五分で読書】五分で解決！名探偵！ 名探偵と名高い謎道一族の次期党首、謎道ヒカコは十四歳。 次期当主になるためには、いくつもの難事件を解決しなくてはならないと父に言われている…

だれにも言えない恋。だれが、だれに？　中学一年生の、丸山ゆきのと高橋雄大。鈍感なのはどっち？

恋をしたことのない小鳥遊は高校の入学式の日にとある子に一目惚れをしてしまった。 そして、緊張のあまり、多くに観客がいるの中で名前を知らないその子にファーストコンタクトでプロポーズ…

　高校３年生の『小山内 あずき』は、昔から仲の良かった幼馴染のイケメン『青山 光翔(ミント)』といつの間にか、関係がギクシャクしていた。中学の頃は、自転車で二人乗りをして一緒に学…

侯爵令嬢であるアリス＝ブラシェールは、ヴィクトル国王陛下の後妻として結婚することが決まった。前妻は病のため亡くなっており、アリスに白羽の矢が立ったのだ。ところが、前妻のときには持…

それなりの大学を卒業し、大手の会社で平社員として勤務していた伊瀬場興隆（いせばこうりゅう）は高校の同窓会で同じ学校で想いを寄せていた筒清安希穂（つつしみあきほ）と偶然にも再会を果…

小学５年生のリョウガはドッジボールが得意。 しかし一人だけ、どうしてもボールを当てられない女子がいる。 甘酸っぱい、思春期の少年のお話。